オランダ政府の「ブレグジットくん」とは
英国政府のEU離脱方針が定まらない中、オランダのステフ・ブロック(Stef Blok)外相は14日、ふかふかの青い毛並みのモンスターの着ぐるみとのツーショット写真をツイッター(Twitter)の公式アカウントに投稿した。
写真には「ブレグジットがあなたを邪魔したり、目の前で寝転がったりしないように気を付けて」と警告する文言が添えられている。
モンスターの名前は「ブレグジット」だと明かした。
怪物を「起用」した狙いは、英国がEUとの離脱交渉で合意に至らないまま3月29日を迎え「合意なき離脱」となった場合に、オランダ経済が受ける影響の大きさへの関心を高めることだという。
Heb jij al gecheckt welke gevolgen Brexit voor jou of je bedrijf heeft? Doe de Brexit Impact Scan op https://t.co/eytAlAwphK of kijk op https://t.co/U64nYectmE. Zorg dat Brexit jou niet in de weg zit….of ligt. pic.twitter.com/LWKOLnLPQl
— Stef Blok (@ministerBlok) 2019年2月14日
イギリスの合意なき離脱の影響
イギリスが3月末に欧州連合(EU)と合意なく離脱した場合
- 日・EU経済連携協定(EPA)と同じ条件で日本と貿易協定を続けることはできないと正式発表
⇒2カ月でEPA終了… - イギリスは貿易全体の約半分を占めるEUの自由貿易圏から抜けることになる。
⇒EUを通じて結んでいる協定をそのまま継続するための取り決めも、現段階ではスイスやチリなどとしか合意できていない。

オランダ政府のブレグジット問題啓発サイト「www.brexitloket.nl」
オランダ政府のブレグジット問題啓発サイト「www.brexitloket.nl」では「ブレグジット・スキャン(Brexit scan)」という機能で、企業がどんな影響を受ける恐れがあるかを確認できる。
まとめ
3月末のイギリスEU離脱が、合意なきまま行われる場合にオランダの起業家にも影響があります。イギリスの合意なき離脱が行われた場合に自由貿易圏から外れるため、関税が復活する可能性があるということだと思います。