オランダでは、4半期毎のBTW申告をします。今回、なぜか税金の滞納で罰金を食らったので記事にまとめておきます。
2018年の3QのBTW申告をしたら罰金になった
4半期毎のBTW申告をすると、税務署から1週間~2週間以内に税金の支払い請求書(支払いがない場合は還付のみ)の手紙が届きます。
税務署から手紙がなかなか届かない
2018年の3QのBTW申告を10月末にして、税務署から通知が来るのを待っていたのですが、3週間を過ぎても手紙が届きませんでした。気になって毎日、郵便は確認していたのですが、いっこうに届かないのでだんだん心配になってきていたところ、月末近くの日曜日にやっと手紙が届来ました。
ようやく来た手紙には罰金の文字
手紙を開けると罰金€50というのが目に入りました。
これは何の罰金??と思ってよく読んでみると、今回受け取った通知は2回目の通知だそうで、前回通知した支払い期限(16/November)までに支払いが行われなかったという理由で罰金が課されたようです。
頭の中は、『この手紙が初めてなんですけど??』
税務署から郵便を受け取ったのは今回が初めてなので、一回目の郵便は届いていなかったということになるともいます。
オランダのPostNLの郵便配達はかなりテキトウ
オランダの郵便配達はPostNLが行っていますが、日本の郵便局と比べるとかなりいい加減なのです。
日本の郵便配達ではほとんどありませんが、自分の家のポストに全く関係ない住所の郵便が届くことが結構な頻度であります。いい加減な郵便配達でも成立しているのは、オランダ人が皆いい人だったからだと思います。オランダ人は、間違って届いた郵便を再度ポストに投函するとか、相手の郵便ポストが近ければ届けに行くということを普通に行います。
しかし、最近は移民も多いので古き良きオランダの文化も廃れてきているのかもしれません。
というのも、結果的に、私の一回目の郵便は別のところに届いて、私のもとには届いていないからです。
さらに、一回目の郵便の支払期限は申告から16日後に設定されていましたので、郵便が配達されるタイムラグを考えても、郵便がうまく受け取れなかった場合は簡単に罰金になってしまいます。
かなり悪質だなと思いました。
納税は自動引き落としではない
納税が必要な場合、納税額を勝手に口座から引き落として欲しいところですが、銀行振込で納税するシステムになっています。
納税額や振込時のリファレンス番号は、郵便で振込用紙を受け取らないとわからないので、手紙を受け取らないと税務署に振り込むことができません。
会計士に相談した結果
会計士に相談したところ、以下のアドバイスをもらいました。
- その旨、会計士から税務署に報告し、経過を報告する
- 次回の申告で罰金は還付される可能性が高い
- 罰金はとりあえず払った方が良い
ということでした。
まとめ
BTW申告では、支払ったBTWと受け取ったBTWの差額を納税したり、還付を受けたりするわけです。還付の場合は自動的に振り込まれるのですが、納税が必要な場合は、BTWを銀行振り込みで収める必要があります。納税する期限も短く、その期限を超えると罰金大国のオランダらしく、即罰金になります。
どうやってこれを避けるのか今はよくわかっていませんが、もしかしたら、税務署のシステムにログインすれば電子データで通知が来るのかもしれません。