オランダに来てよく見かけるのが、『極度乾燥しなさい』で有名なSuper Dryというブランド。冬になると街で来ている人をよく見かけるのがCanada gooseのダウンジャケットです。
Canada gooseは日本だと高級ブランドですが、こちらだとユニクロのウルトラライトダウンように皆着てます。ボロボロのチャリンコに乗った若者がCanada Gooseを皆来ています。
オランダではCanada Gooseが安いの?
これはさすがにおかしいだろうと思って、ハハーンこれは偽物に違いないと思ってFacebook のMarketplaceで相場を確認してみました。
€80~€150ぐらいで新品が出品されている
Facebook marketplaceで出品されているCanada Goose一覧
€80~€150ぐらいで新品が出品されています。ホログラム付きだと書かれていますが、普通に考えて安すぎるので偽物だと思います。
メルカリなどでCanada Gooseが取引されるときも、やれ正規品だホログラムがあるかないかと皆さん厳しくチェックします。しかし、日本の中古よりも安く取引されている新品とはいったいどう考えればよいのか。
もちろんオランダでも正規品は高い
ちょっとしたものでも、€800以上します。
Canada Gooseの本物偽物の見分けたか

偽造品にひそむ危険性
偽造品は、違法であるだけでなく危険でもあります。
偽造されたジャケットの中綿を分析した結果、カナダグースが使用する衛生処理を施したカナダ産ダウンの代わりに、多くの場合、「フェザーマルチ」と呼ばれる素材などが使用されていることがわかりました。このような素材は細菌やカビなどに覆われていることがあり、何も知らない消費者の健康を著しく害する恐れがあります。また、襟には機能的なコヨーテのファーの代わりに、アライグマや犬、その他不明な動物のファーが使用されていることもあります。
さらに恐ろしいことに、極寒地ではカナダグースのパーカーが本物かどうかが、生死を分けることがあります。本物のダウンとファーで身を守らなければ、ほぼ確実に凍結・凍傷を引き起こしてしまうからです。
偽造品は健康を害するだけでなく、お財布にも決して優しくありません。不正サイトが偽造品を配送したあとに返品に応じてくれることはほとんどありません。また、安全な支払方法を使用しないと、クレジットカード情報や個人情報が漏えいする危険性があります。
偽造ビジネス
世界各国の出入国時の税関や警察による差し押さえから、不正サイトや違法ネットオークションの取り締まりまで、私たちは毎日のように偽造業者と戦っています。しかし、アジアの工場で違法に製造された偽造ジャケットが、多くの不正サイトや上海、北京、バンコクなどのフリーマーケットで売られているのが現状です。偽造は違法行為です。多くの場合、偽造品の収益は組織犯罪や偽造工場の資金源となっています。こうした地域は労働基準法による規制が緩く、児童就労が横行しています。
まとめ
オランダのFacebookを見ていると、高級ブランド品90% offとかいう広告をよく見かけます。いぜん、TREKという10万近い高級自転車が3000円ぐらいで売ってました。2台買うと送料無料という魅力的なオファーもしてました。
オランダでは普通にFacebookなどで詐欺広告が配信されています。そのような国なので、Canada Gooseも偽物だと思います。個人的には同じ値段出すならオランダにより近いフランスブランドであるモンクレールの方が格好いいと思いますが、モンクレールの偽物は流通していないのか、Canada Gooseばかりが目立ちます。
Canada gooseがたとえ偽物でもパッと見で違いなんて分かりませんし、それ以前にオランダは移民にとっては極寒の地でありますので、値段の割に温かいダウンジャケットを探していったら偽物のCanada gooseがベストバイだったんじゃないでしょうか。
オランダって税金高いですし、仕事もありませんから、移民の人たちのビジネスってこんなのばっかりです。日本人も境遇は同じようなものですが、ダークサイドに落ちたくないものです。