海外で生活していて不思議に思っていたことがあります。
現地の人は決して高い服を着ているわけではないのですが、皆さん新品のような服を着ています。逆に日本人はくたびれた服を着ていて、ブランド品であっても如何にも貧相に見えるのです。
この違いは何なのだろうか?とずっと考えていました。
なぜ海外ではみな服装が小綺麗なのか?
私はオランダ在住なので、オランダ人が購入しているアパレルブランドから見ていきたいと思います。
オランダ人が買い物するアパレルは?
オランダで街に行くと、アパレルで買い物してショッピングバッグを持っている人を良く見かけます。多くの場合はファストファッションと言われるアパレルばかりです。
以下のアパレルは、€5~20ぐらいの価格レンジのアパレルで、オランダでは人気があります。
ちなみにオランダを含めてヨーロッパではユニクロは高級路線で展開しており、日本のような激安アパレルという認識ではありません。また、オランダにはユニクロは進出していません。
【ユニクロのヨーロッパでの店舗展開(2018年2月1日現在)】
- 英国 11店舗
- フランス 22店舗
- ロシア 25店舗
- ドイツ 5店舗
- ベルギー 3店舗
- スペイン 2店舗
ユニクロは2018年秋、オランダ初の店舗「ユニクロ カルファー通り店」を、アムステルダム市内にオープンします。この店舗は同市中心部に位置し、全3フロア(地上3階)、売場面積は約2,040㎡(約620坪)です。
この店舗は、ベネルクス諸国ではベルギーのアントワープとブリュッセルの店舗に続く出店となり、同諸国内で最大、かつヨーロッパ有数の店舗となる予定です。また、先日発表した、2018年秋オープン予定のスウェーデンに続き、ユニクロの全世界で21番目、ヨーロッパで8番目の市場となります。
海外の人の服装がいつもきれいな理由
- もしかして新品で買ったまま洗濯しないで着続けているのでは?
- 安いアパレルを大量に購入してすぐに捨てているのか?
- そもそも金持ちでくたびれない高級品を着ているのか?
- 日本のアパレルは材料費をケチりすぎなのではないか?
- そもそも日本人の骨格が貧相なのではないか?
でも、上記のいずれも違っていました。
海外ではアイロンがけするのがスタンダード
海外では、下着にまでアイロンがけする人もいるぐらい、洗濯後はアイロンがけするのがスタンダードだそうです。
日本で生活しているとアイロンがけするのは会社に来ていくワイシャツやスーツのズボンぐらいですが、こちらではTシャツなどもアイロンがけするようです。
アイロンがけするときにノリもたっぷりつけてアイロンがけするそうですから、そりゃ毎回パリッと新品のようになるわけです。
一家に一台、アイロン台がある
オランダでは、どのような家でも細長いアイロン台があります。blokkerなどでもよく売ってるのを見かけて、日本人の感覚で今どきアイロン台なんて誰が買うんだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。友達の家などに行くとアイロン台が必ずあります。
オランダで売っているのは、立ったままアイロンがけ出来るような背の高いタイプです。日本でも売っていますが、そもそもアイロンがけする人の方が少ないような気がしていますが、どうなんでしょうか?
日本人はアイロンがけしないのか?
出展:https://www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/life/pdf/iron1307.pdf
日本人の90%以上がアイロンを所持していますが、使用しているのは60%ぐらいです。
アイロンって安いんですね。。。
高級機もあります。
家事の中でもアイロンがけは人気がない
好きな家事ランキングで下位に甘んじることの多い「アイロンがけ」ですが、その理由をたずねると、「面倒くさい」「うまくいかない」「嫌い」などという声が目立ちます。
アイロンがけしないでもいい服を選んでいる
最近はイージーケアの服が増えてきました。特にワイシャツは、手入
れが楽な形態安定加工ワイシャツ(以下、形態安定シャツと表記)が主流
日本人は、主にワイシャツなどにアイロンがけをするのがメインで、その他にはあまり熱心にアイロンがけしないようです。
まとめ
日本人は普段着のものにはアイロンがけするイメージはあまりなく、大事な服はクリーニングに出すイメージだと思います。
少なくともオランダでは、普段着でもアイロンがけしているように見えますし、日本のようにどの家にもベランダがあるわけでもなく、外に干す習慣もありません。室内干しで乾きも悪いので最終的にアイロンをかけるのがスタンダートなのかもしれません。
いずれにしても、日本の感覚でアイロンがけしない服を海外で来ていると、かなりヤバいのではないかと思います。