オランダに移住する際、日本から電化製品は持ち込まないつもりでしたが、PCとスマホ、iphoneの充電器だけは持ち込みました。
そんなこんなで、結構気にしていたのはオランダのコンセントの形状です。日本の電化製品のプラグはアメリカと同じですから、ヨーロッパではそのまま使えません。
オランダで日本の電化製品を使うには変換プラグが必要だからです。
渡航前に賃貸契約を済ませた賃貸物件のコンセント形状がわかれば問題なかったのですが、渡航前にはっきりした答えは得られませんでした。ネットで調べるとオランダのコンセント形状はいろいろ出てきて結局変換プラグはどれにすればいいのかオランダに到着するまでわかりませんでした。
たぶん大丈夫だろうと、Cタイプの変換プラグを持ち込みました。
こちらに来てしまえば、実はなんでもない話なのですが、オランダへ移住を検討、予定されている皆さんや、アムステルダムなどオランダ観光する予定の方など、当時の私と同じようにモヤモヤしてとても気になることだと思います。
結論から言います、変換プラグはCタイプでOKです。
オランダのコンセント・プラグ形状
ネットで調べるとCタイプとFタイプが混在していると書かれています。
地域 | 国 | プラグタイプ | 変換プラグ | 電圧 | 変圧器 | 周波数 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヨーロッパ | オランダ | C,F(SE) | 必要 | 230V | 必要 | 50Hz |
オランダの壁についている差込口は新しい家ならまず丸い穴の開いたF(SE)タイプ(TOP画像参照)です。
FとSEは呼び方が違うだけで同じです。
CとSEタイプのプラグは、どちらもSEタイプのコンセントに刺さるようになっています。その逆は刺さりません。
オランダに来てCタイプのコンセントが壁についてるのをみたことがありません。ホテルなどはすべてSEタイプだと思います。
C型
C型 — 丸型のピンが2つ並んだもの。比較的古い時代に用いられていたもので、現在ではコンセントの側で何らかのアース機能を備え付けたものが広く普及しており、ヨーロッパでC型のコンセントを見ることはあまりなくなっている。なお、プラグについては現在でも広く用いられており、大陸ヨーロッパではほぼ全土で使用できる。「ユーロプラグ」とも呼ばれる。
F/SE型
F型 — 資料によっては「SE型」とされているタイプ。「シュコープラグ」とも呼ばれる。丸型のピンが2つ並んだC型のプラグ及びコンセントに、さらに2つのアース極が付いたタイプ。前述の通りC型プラグが依然として多く流通している関係上、G型などと異なり、このタイプのものはアースに接続しなくてもプラグ自体を使用することができる。太さ、間隔についてはE型と同様であるが、日本で市販されている変換プラグは「C型」「SE型」などと別々に売ってあることが多い。前述の通り、C型プラグは問題なく利用できるため、古いC型コンセントに当たらないとも限らないので特に事情のない限りこのタイプが用いられている国へ旅行する際にはC型変換器の購入をお薦めする。ドイツをはじめとするヨーロッパ大陸諸国と韓国等で使用されている。なお、E型に対応したプラグはF型でも接地できる構造になっているものが多い。
オランダはC型とSE型のどっちなの?
こちらで電化製品を購入すると、ほとんどがSEタイプで、たまにCタイプのプラグがついています。
購入する製品がCとSEのどっちのプラグなのかは選べません。
逆に言えば選ぶ必要が無いようにどちらも使えるようにSEタイプのコンセントが物件やホテルにはついてるはずです。
結局のところ、コンセントにプラグが刺さり、接触すればいいだけなので、コンセント側(壁側)が窮屈にできているイメージで、日本と違って指すときも抜くときも結構力任せにやります。
渡航前に不動産業者などに聞いても満足な答えが得られなかったのは、そもそもオランダではコンセントの形状が複数あると誰も思っていないし、それがCなのかSEなのかも気にしていないからです。
わかりにくいのでまとめます。
- 壁のコンセント(メス側)は、SEでもCでも刺さるSEタイプが使われている。
- プラグ側(オス側)はCとFタイプが混在して流通している。
よって、変換プラグはSEでもCタイプでよい。おそらく日本ではSEタイプの変換プラグよりもCタイプの方が入手しやすいと思うので、Cタイプを用意すればオランダのみならずヨーロッパ全土で使える最適解となる。
オランダの電圧
ずばり、230V/50Hzです。
日本から持ち込む電化製品は、240Vまで対応しているか確認してください。
日本の電化製品は50Hz/60Hzどちらにも対応しているのでそこは気にしなくてOK
230V未対応の日本の電化製品を使うには変圧器が必要
100Vまでしか対応していない電化製品は、変圧器を持ち込まないと火を噴いて壊れます。どうしても使いたいのであれば、変圧器はやたらと重いので、小さめの変圧器を購入して持ち込むしかありません。
ただ、変圧器はコイル泣きするので、高周波音が気になる人はやめた方がよいでしょう。補足情報として、日本の炊飯器と安物の変圧器を持ち込んで、丸ごと火を噴いたという人もいるようなので、個人的にはおススメしません。
炊飯器はオランダでも売っていますし、ヨーロッパはストウブなどの高級ナベが安いので、我が家は鍋でご飯を炊いています。
そもそも日本米は売ってますがそんなに美味しくないので、日本の高級炊飯器を持ち込む必要はないです。
海外はモバイルバッテリーが高いので日本で買っていくこと
海外では物価が高く、日本で買う方が安くて高性能です。日本では普通に買えたメーカーのあの製品がなかなか手に入らないので、高くて品質の悪いものを買うしかなくなります。
オランダ移住者はC/SE変換プラグを多めに用意してくるとよい

旅行者ならユニバーサルの変換プラグを一個持っていればいいだけですが、オランダ移住者は持ち込む家電の数と同じ数ぐらいの変換プラグを日本から持ち込んだ方がいいでしょう。
我が家では日本から以下の電化製品を持ち込んだので、変換プラグも4個ぐらい持ち込みました。
- スマホ、iphoneなどの充電器
- Note PC
- 電気シェーバー
変換プラグはダイソーで買えます
どこで買っても大差ないのでダイソーでいいでしょう。
旅行者ならば、ユニバーサル変換プラグが便利です。
注意! 変換プラグは抜けやすく、火花が散る
Cタイプの変換プラグに日本のプラグを指すと、ユルユルでコードの重さでだんだん抜けてきます。電圧の違いから抜き差しするときに結構火花が飛び散るので恐怖を感じます。
結局オランダで電化製品を買い直した
火花が心臓に悪い、PCなどは途中で抜けると困るので、ヨーロッパでFタイプのプラグが付いた電化製品にほとんど買い直しましたが、移住した瞬間からスマホの充電は必須ですから、変換プラグは必要だと思います。
変換プラグはオランダでも買えます
日本で購入し忘れた、購入したけど足りないという場合は、オランダで購入することもできます。オランダでしたらスキポール空港でも売ってますし、家電量販店でも取り扱いがあります。
関連記事:オランダで買える電源変換プラグ
まとめ
オランダのコンセントについては、SEかCタイプか深く考えず、変換ソケットは手に入りやすいCタイプで問題なし。
電圧は230Vなので、100V対応の電化製品は変換ソケットを使っても火を噴いて壊れます。
スマホなどの充電器は大丈夫だとおもいますが、火を噴いて壊れないか良くチェックしておいた方がよいです。