オランダ移住手続開始で必要なのがアポスティーユ付き戸籍謄本の取得です。日本で手続してこないでオランダに来てもどうにもならないので、日本できちんと取得してきましょう。
アポスティーユ付き戸籍謄本の取得
日本にいたときにわかりにくかったのが、アポスティーユ付き戸籍謄本というやつです。
アポスティーユ!?ってなんやねんと思ったものです。
「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明のことです。提出先国はハーグ条約締約国のみです。アポスティーユを取得すると日本にある大使館・(総)領事館の領事認証があるものと同等のものとして、提出先国で使用することができます。
正直、アポスティーユは上記の説明だとよくわかりませんが、何をするかと言ったら戸籍謄本に外務省がハンコを押してくれるだけです。そのハンコがあってはじめて戸籍謄本が国際的に有効になり、オランダで使用することができる。ただし、在オランダ大使館で英訳が必要になります。
役所で戸籍謄本を取得します
日本の役所で戸籍謄本をとればいいです。
戸籍謄本にアポスティーユを取得します
戸籍謄本を持って外務省に向かいます。
外務省はパンピーは入り口で警備に止められますので、アポスティーユを取りに来た旨を伝えます。
そうすると、アポスティーユを取得できる窓口がどの建物にあるか教えてくれます。
外務省の敷地の奥のほうなので結構歩きます。
自分の場合は、本人が外務省にアポスティーユを取得しに行ったので、⑤委任状は無し、②申請書はその場で書きました。ここで困ったのが⑥の返信用封筒です。
アポスティーユは当日に受け取れないので翌日以降にまた外務省にくるか、それが嫌なら郵便で送付してもらう必要があります。外務省は周りに何もないし、電車賃も無駄なのでまた来る気はありませんでした。郵送を選択しました。
申請及び受け取り方法は以下の3つです。
- (1)窓口で申請して、後日、窓口で受け取る(申請日の翌日(土日祝を除く)午前9時から受け取れます)。
- (2)窓口で申請して、後日、郵便で受け取る(申請日の約2~3日後(土日祝を除く)に受け取れます)。
- (3)郵便で申請して、後日、郵便で受け取る(申請(発送)から受領までは約10日~2週間です)。
何も考えずに封筒を持ち込まなかったのですが、どうにかなるかなと思ったらどうにかなりませんでした。外務省の外に郵便局があってそこまで戻らないと切手が買えない、封筒も買えない。それが無いと申請が終わらない。
仕方ないので、一度外務省の外に出てから、郵便局に向かいレターパックの一番安いやつ(スマートレター)を180円で買って、また、外務省の奥深くの申請窓口に戻り、レターパックに自分の住所を書いたものを提出して、アポスティーユはの申請を終えました。
後日、アポスティーユ付の戸籍謄本が外務省から自宅に送られて来ます。
在オランダ大使館で戸籍記載事項証明を取得
在オランダ大使館で、アポスティーユ付の戸籍謄本を英訳(戸籍記載事項証明)してもらいます。
3.所要期間等
(1) 発給まで約1週間を要します。
(2) 手数料は、こちらをご覧ください。4.必要書類
(1) 証明書発給申請書(こちらからダウンロードすることができます。また、大使館領事窓口にも用意してあります。) 1通 記入見本
(2) 戸籍謄(抄)本 1通
(注1) 発行日より6ヶ月(未婚を証明する場合には3ヶ月)以内に発行された原本。
(注2) 家族の事項についても証明したい場合は「戸籍謄本」が必要となり、離婚や帰化のような以前の戸籍変更事項を証明したい場合は「改正原戸籍」または「除籍謄本」が必要となる場合があります。
(3) 有効な日本の旅券の提示
(注) 大使館が発行する証明書の基となる戸籍謄(抄)本への日本の外務省のアポスティーユ証明が付与されていること、及び大使館が作成した証明に「オランダ外務省のリーガリゼーション」を要求されるケースが多く見られますので、提出先に事前に確認されるようお願いいたします。なお、リーガリゼーションの手続きにつきましてはオランダ外務省へお問合わせください。5.代理人を通じた申請も可能です(ただし委任状が必要)。
(注) 申請書は本人が記入。
英文の銀行残高証明の取得
日本の銀行で英文の残高証明を取得します。都市銀行であれば英文の残高証明は取得できるはずです。
移民局に提出します。