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【簡単】WooCommerceのユーザー登録フォームに任意の項目を追加

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WooCommerceはWordpressでECサイトを作るための便利なプラグインです。

WordPress+WooCommerceの組み合わせは、手数料を下げるために好まれる組み合わせですが、個人的には、売り上げが小さい段階ではShopifyやBaseなどを使う方が断然ストレスが少ないと思います。

WooCommerceはユーザー登録フォームにメールアドレス入力欄しか出てきません。

このユーザー登録フォームに項目を追加するカスタマイズは可能ですが、結構な手間がかかります。

検索するとフックを使ったカスタマイズがいくつも出てきますが、使われているフックも違っていたり、どれが正解なのかわかりません。

WooCommerceは、ユーザー登録情報をカスタマイズできる有料プラグインをリリースしています。

ですが、項目を少し追加するだけなら、有料プラグインの購入は避けたいところです。

この記事では、WP-Membersというプラグインを使って、簡単にWooCommerceのユーザー登録フォームを拡張する方法をお伝えします。

WP-MembersはWoocommerce拡張機能が無料で使える

WP-Membersという会員プラグインがあります。

WP-Members Membership Plugin
The original membership plugin with content restriction, custom registration, and more.

WP-MembersにはWooCommerceと連携する機能があります。

この機能を有効化することで、WP-Membersからフォームの項目をカスタマイズすることが可能です。

WP-Membersはインストール直後は、すべての機能がOFFになっています。

WP-Membersの必要な項目だけ有効化できます。

WP-MembersのWooCommerceの設定

設定⇒WP-Membersと進み、WP-Membersオプションタブを開きます。

WooCommerceの設定を確認します。

WooCommerce購入手続き、WooCommerceアカウントでフィールドを追加するかどうかを指定できます。

フォームのフィールド追加

設定⇒WP-Membersと進み、フィールドタブを開きます。

項目ごとに、登録、必須、ユーザー、検索のチェックボックスがあります。

  • 登録は、登録時に表示するかどうか
  • 必須は、必須項目かどうか
  • ユーザーは、ユーザー一覧に列を表示するかどうか
  • 検索は、検索対象にするかどうか

項目を新規に追加したい場合は、フィールドを追加ボタンから追加できます。

メタキーの部分をWooCommerceと同じにすれば、WooCommerceの顧客情報もフィールドに追加できます。

  • Billing
    • billing_first_name
    • billing_last_name
    • billing_company
    • billing_address_1
    • billing_address_2
    • billing_city
    • billing_postcode
    • billing_country
    • billing_state
    • billing_email
    • billing_phone
  • Shipping
    • shipping_first_name
    • shipping_last_name
    • shipping_company
    • shipping_address_1
    • shipping_address_2
    • shipping_city
    • shipping_postcode
    • shipping_country
    • shipping_state
  • Account
    • account_username
    • account_password
    • account_password-2
  • Order
    • order_comments

参考:https://developer.woocommerce.com/docs/customizing-checkout-fields-using-actions-and-filters/

ユーザー情報のエクスポート

ユーザー一覧から、ユーザー情報をCSVでエクスポートできます。

WP-MembersのWooCommerce拡張の問題点

ご紹介した方法は、プラグインを組み合わせているがゆえに、小回りが利きにくい問題があります。

WordPress、WooCommerce、WP-Membersの機能を組み合わせているため、機能の分担がかわかりにくいためです。

例えば、WP-MembersはWooCommerceのactionフックを使って機能を実現しているので、WP-Membersが用意しているフックを通りません。

そのため、WP-Membersのフックで対応できるのかと思うと、そこを通らなかったりして、Wordpress、WooCommerce、WP-Membersのソースを見ながらカスタマイズしていく必要があります。

フォームの出力をカスタマイズしにくい問題

フォームの出力をカスタマイズしたい場合は、

$rows = apply_filters( 'wpmem_native_form_rows', $rows );

からカスタマイズを行います。

参考:https://github.com/wp-plugins/wp-members/blob/master/inc/wp-registration.php#L132C4-L132C61

ユーザー登録時のメールが登録者にしか届かない問題

WooCommerceの登録フォームから登録した際、登録者にはWoocommerceから簡単なメールが届くだけです。

実は、Wordpressのユーザー登録メールも、WP-Membersのユーザー登録メールも送られません。

もし、登録フォームに追加した項目を含め、登録内容をメールで管理者宛てに送りたい場合は、WooCommerceとWordpressのフックを組み合わせてカスタマイズする必要があります。

まとめ

WooCommerceのちょっとしたカスタマイズに更にプラグインを追加するのはいかがなものかという話もありますが、WP-Membersを利用することでユーザー一覧からユーザー情報をCSV出力することもできますので、独自フィールドで顧客情報を管理したい場合には、それなりに意味のあるプラグインだと思います。

この記事を書いた人
ブーン

はるばる日本よりオランダ王国へやってまいりました。
自分の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
お問い合わせは、『こちら』からお願い致します。

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