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オランダでのGMO(遺伝子組換え生物)を含む食品の表記ルール

生活

オランダのスーパーマーケットで食品で遺伝子組み換えの表記を見た記憶がありません。

オランダでは、遺伝子組み換えの成分を含む食品に対してどのようなルールになっているのか気になったので調べてみました。

GMOは何の略?

遺伝子組換え生物 (Genetically modified organism)の略

オランダ語だと、genetisch gemodificeerde organismen (GGO).

GMOを含む食品および製品の表示

オランダは2004年以来、食品に0.9%を超える遺伝子組み換え成分が含まれているかどうかをラベルに表示することを生産者に義務付けている。

この場合、「遺伝子組み換え」または「遺伝子組み換えで製造」という言葉が原材料名の前に置かれます。

“genetically modified” or “produced with genetically modified” 

しかし、オランダでは遺伝子組み換え製品はほとんど市場に出回っていません。

製品に遺伝子組み換え飼料を食べた動物の乳、肉、卵が含まれている場合は、ラベルに表示する必要はありません。同様に、遺伝子組み換え綿花植物からの綿花に生存可能な種子が含まれていない場合、これをラベルに表示する必要はありません。

Labelling of foods and products containing GMOs
Since 2004 the Netherlands has required producers to indicate on the label if a food product contains more than 0.9% gen...
Handboek Etikettering van levensmiddelen
Hulpmiddel voor het bedrijfsleven over de wettelijke verplichtingen voor de etiketten van voorverpakte levensmiddelen. M...
農林水産省 令和2年度輸出環境整備推進委託事業 (食品規格等調査) 調査報告書 オランダ王国食品表示

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/shokuhin-kikaku/attach/pdf/europe-32.pdf

オランダを含むEU諸国はGMOの農作物を生産、輸出

EUでは、Non GMOとGMOの農作物の生産をどちらも行っている国が多いです。

GMOの農作物は輸出向けだと思われますが、その輸出先はGMOの表示規制が緩い国です。

GMOの表示規制はEUはとても厳しいです。EUでは、原材料にGMOが含まれているかどうかで判断しますが、日本や韓国は最終製品にGMOのたんぱく質が残っているかどうかだけです。

TPPで規制緩和して海外から輸入しているのはいいですが、生産国側では規制が厳しく流通しないものを、輸入しているのはかなり間抜けな感じがしますね。

韓国が遺伝子組換え食品(GM)表示を改訂 日本の表示との違いは?
韓国の食品医薬品安全省(MFDS)は2017年2月4日、遺伝子組換え(以下GM)食品の改訂表示基準を施行した。韓国のGM表示は考え方が日本と似ており、EUの表示とはかなり異なる(下図)。韓国の表示制度

まとめ

オランダでは遺伝子組み換えの成分が入っていればラベルに書いてあるそうなのですが、今まで見た記憶がありません。

GMOフリーであれば、GMOフリーと書いてくれる方がありがたいのですが、記載は任意のようです。

この記事を書いた人
ブーン

はるばる日本よりオランダ王国へやってまいりました。
自分の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
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