Google reCAPTCHAの無料枠が大幅縮小されたのはご存知でしょうか?
影響がありそうな人にはGoogleから通知が届いたようですが、利用者の殆どにはメールで通知は来ていないので、実はあまり知られていないのではと思います。
もともと、Google reCAPTCHAは無料で月100万回の評価まで利用できました。
その無料枠が、1/100の1万回に縮小されました。
PV数が多いサイトで、全ページにGoogle reCAPTCHAを表示させているようなサイトでは、月1万回というのは簡単に到達してしまいます。
ですので、人気サイトではGoogle reCAPTCHA から 無料で制限なく使えるCloudflare Turnstileへの乗り換えを行っている人が多いです。
なぜ、Googleが無料枠をいきなり1/100にしてしまったのかよくわからないのですが、この無料枠の縮小は、多くの人には影響がない変更である、と考えています。
Google reCAPTCHAの無料枠1/100縮小の影響がない人
- Googleから有料プランへの案内が届いてない
- ドメイン単位で1万回の評価回数/月を超えていない(余裕がある)
- Google reCAPTCHAをお問い合わせページだけに表示している
reCAPTCHAの評価回数は、ドメイン単位で100万回超えたかどうかの判断になります。
複数サイトを登録していても、100万回/月を超えるドメインが無ければ大丈夫です。
Google reCAPTCHAの無料枠1/100縮小の影響がある人
- Googleから有料プランへの変更案内が届いている
- 1カ月のサイトのPV数が多く、すべてのページでGoogle reCAPTCHAを表示している
慌ててCloudflare Turnstileに乗り換えるのはキケン
Google reCAPTCHAの無料枠縮小について調べると、セットで出てくるのが、Cloudflare Turnstileです。
WordPressサイトの場合は、Cloudflare Turnstileを簡単に導入することができるので、Google reCAPTCHから置き換えが可能です。
ですが、Cloudflare TurnstileはGoogle reCAPTCHAと同じ性能ではありません。
Google reCAPTCHAを使っていた時にお問い合わせフォームから変な英語の営業メールが届いたことはないのですが、Cloudflare Turnstileに切り替えた後は定期的に英語のメールが届くようになりました。
Cloudflare自体はGoogleと同じぐらい信頼性の高い会社だと思っていますが、Turnstile自体がやっとβから抜けたばかりであり、いまだ発展途上であることは覚えておいた方がよいです。
reCAPTCHA v2もスパム防御能力が低いですが、TurnstileはreCAPTCHA v2と同じレベルだと思います。
まとめ
Google reCAPTCHAの無料枠縮小はドメイン単位なので、月1万回の表示でもほとんどのサイトは影響がないハズです。
また、1万回の制限に到達したとしても、reCAPTCHAがスルーになるだけなので、スパムのブロックがされなくなるだけで、それ以外の影響はありません。
無理に、Cloudflare Turnstileに乗り換えるとスパムメールが止まらなくなりますので、Googleから特に連絡が来ていない場合には、そのままGoogle reCAPTCHAを使い続けた方が幸せになれます。