WordPressのブロックエディタには、引用ブロックが用意されています。

この引用ブロックですが、まとまった文章をコピペするとブロックが消えてしまい、少々使いにくいです。
そもそも引用する時は、丸ごとコピペしてから引用ブロック内で編集する方が簡単だと思うのですが、コピペ対象が改行されているだけで上手くコピペできません。
この記事では、改行があっても引用ブロックにコピペできる方法をご紹介します。
引用ブロックはどんなHTML構造か?
引用ブロックのHTML構造は以下のように、ブロックを挿入した時点でpタグがすでに入っている状態です。
<blockquote class="wp-block-quote"><p></p></blockquote>
この状態で、書式付きの文章や改行がある文章をコピペすると、引用ブロックが解除されてしまうようです。pタグで囲まれている部分に、pタグが入ってくるとpタグが入れ子になってNGになってしまうのだと思います。
改行がある文章を引用ブロックにコピペするには?
方法1:HTMLモードでコピーペーストする
ビジュアルモードでコピペするから、引用ブロックのHTML構造が壊れてしまうので、NGになるわけです。
だったら、HTMLモードでコピペすればいいわけです。
- 引用ブロックのHTML構造を表示させます。(3点ボタンクリック⇒HTMLとして編集)
- その状態で<p></p>の間にコピペします。
- ビジュアル編集に戻します。(3点ボタンクリック⇒ビジュアル編集)
- 引用ブロックの中を整えます。
方法2:段落ブロックに貼り付けてから引用ブロックに変換する
ブロックエディタはブロックを変換する機能があります。
特に、段落ブロックは引用ブロックに変換できます。
その機能を利用して、張り付けてから引用ブロックに変換する方法をご紹介します。
- クリップボードにコピーした内容を、段落ブロックにペーストします。ペーストした内容が一行ではない場合は、複数の段落ブロックに割り振られます。
- ペーストして出来た複数の段落ブロックを選択し、ブロックの変換ボタンを押します。
- 変換先として引用ブロックが出てきます(※)ので、引用ブロックに変換します。
- 選択した複数の段落が1つの引用ブロックに変換されます。
※複数のブロックを選択した時に、段落ブロック以外が含まれると変換先がグループにしかなりません。
書式があるとペースト時に段落ブロック以外に変換される部分があります。そういう場合は一度すべてを段落ブロックに変換してから、引用ブロックに変換しましょう。
まとめ
個人的には引用が結構好きで記事内で使う方です。しかし、ブロックエディタになってからものすごく引用の使い勝手が悪くなって、引用するのが結構面倒になってしまいました。
今回ご紹介した方法を使うと引用ブロックの使いにくさが解消するのではないかと思います。