オランダでは火災警報器の設置が義務付けられました。
古い建物が多い国なので最近まで設置されていなかった家も多かったと思いますが、最近ではどの家にも設置されていると思います。
火災警報器はたまに誤警報で鳴ることがありますが、すごい音がします。
火災警報器は天井に設置されていますが、近づけないぐらいの音なので止めるのも命がけで、耳を塞いで自然に止まるのを待つ感じです。
最近、火災警報器が『ピッ』っと40秒間隔でなり続け、そのまま止まらなくなることが何度も起きました。
警報機はとても耳障りな音がします。
梯子を使い、警報機にあるサイレン停止ボタンを押すと、ひとまず止まりますが、時間が経つとまた鳴り始めます。
警報機が夜中に鳴り始めることもあるのでさすがに問題だと思いましたので、管理会社に問い合わせるることにしました。
それまで色々試してみた結果をまとめておきます。
火災警報器の『ピッ』は火災警報器の予備電池切れのサイン?
手元にマニュアルが無かったので、型番を調べてネットで検索すると、『ピッ』と一定間隔で鳴るのは電池切れのサインのようでした。
警報機は天井に配線されている電源ラインに接続されているタイプで、そちらがメイン電源になっており、9Vの四角い電池が予備で入っている2重電源構成のようでした。
メイン電源が切れている場合でも、警報機がきちんと仕事をするようにするための仕組みだと思います。
警報機の保証期間は10年になっていて、10年ごとに交換するような運用のようです。
最初から入っている予備電池が10年間持つのかわかりませんが2015年製造の電池でした。
今回の『ピッ』が40秒間隔でなるのが電池切れのサインなら、ひとまず電池を交換することを考えました。
しかし、賃貸なので警報機は管理会社の管理です。
手元に交換用の電池が無いのと、警報機で使う指定の9V電池はオランダでは結構高く、サイレン停止ボタンを押して、しばらく様子を見ることにしました。
もし、電池切れのサインであれば、時間とともに電池は消耗していくので、『ピッ』と鳴る状態の発生間隔が短くなっていくはずです。
火災警報器が『ピッ』となる発生間隔がやはり短くなってきた
『ピッ』と一定間隔で鳴り続ける状態になったら、サイレン停止ボタンを押して、1日か2日ぐらい静かになって、また再発するという状況でした。
しかし、サイレン停止ボタンを押しても数分でまた鳴り始めるようになったので、あぁ、いよいよ電池切れ確定ですねと思いました。
火災警報器の『ピッ』を強制的に止めるしかない状況
深夜に『ピッ』が鳴り始め、サイレン停止ボタン⇒直ぐに再発のループになり、さすがに眠れないので、夜な夜な強硬手段で止めるしかなくなりました。
当たり前ですが、電池が無いことを警告しているのですから、警報機の『ピッ』は電池を抜いても止まりません。
警報機の電源は2系統あるので、メイン電源のケーブルを抜いて、かつ、電池を外せば、警報機は鳴らなくなります。
警報機が天井についているので、梯子の上での作業が必要
今回の場合は、警報機を天井から外して、裏面についているメイン電源のケーブルを抜く作業が必要になります。
警報機は電源ケーブルで天井裏と繋がっているので、梯子の上で作業が必要です。
電池は警報機を天井から外さずに交換できる仕組みになっていますが、外し方に結構クセがあり外すのに苦労しました。
電源のケーブルは、警報機の裏に繋がっており、コネクタ経由でつながっていました。
コネクタを抜けばいいだけなのですが、コネクタは爪が噛んでおり、固いので簡単に外れません。
仕方ないので、細いマイナスドライバーで爪を浮かせて隙間を開けた状態にしてコネクタを抜きます。
どうにかコネクタが抜けた後も、警報機は2分間ぐらい鳴り続けていて、こいつ不死身か?と思いましたが、その後、無事に止まりました。
まとめ
賃貸の場合、警報機は貸主の管理なのでトラブルの場合は管理会社に連絡する必要があります。
でも、直ぐに対応してくれないことが殆どですから、それまでの間は自分でどうにかしないといけない状況になりがちです。
トラブルで警報機が鳴りやまない場合は、精神に異常をきたす前にメインケーブルと電池を外すことでひとまず静かになります。