WordPressサイトは簡単インストールがサーバーに用意されてはいますが、何度もやると結構面倒になってきます。
特に、テスト用のドメインでサイトを何度も上書きしていると余計なデータやファイルが増えてきて、そのたびにアンインストール、新規インストールをするのも大変です。
プラグインを使ってサイトを初期化することができますが、無料プラグインだと機能制限があります。
wp cliを使うと簡単に初期化できることが分かったのでメモしておきたいと思います。
プラグインの定番はWP Resetだが・・・
WordPressを初期化する定番プラグインとして、WP Resetが有名です。
このプラグインを使うと、必要なものは残して、DBを初期化してくれます。
実行した後のダッシュボードを見ると、キレイになったように感じますが、uploadsフォルダやプラグイン、テーマのファイルは残ったままです。
プラグインやテーマは引き続きダッシュボードからアクセスできるので手動で削除してもいいのです。
しかし、メディアライブラリは、ダッシュボードから見えないのにファイルだけは残っていますのでこの状態でサイトをやり直すと最後に無駄なファイルが残ったままとなり、困ることになります。
もちろん、有料プラグインならこういう問題もケアしてくれますが、無料プラグインだとDBを初期化するところだけです。
uploadsフォルダ以下を自分で削除すればいいのですが、果たしてどれは削除してよかったのか？と思うと削除するのも憚れるでしょう。
wp cliならサイト初期化＋uploadsフォルダ内部の不要データ削除も可能
wp cliにも、サイトの初期化コマンドが用意されています。
wp site empty更に、uploadsフォルダも初期化してくれるオプションもあります。
wp site empty --uploadsこれで安心してサイトをやり直すことができます。
プラグインやテーマを削除してくれるオプションはありませんでした。
別のコマンドで対応できますし、手動で削除しても大差ないからだと思います。
まとめ
WordPressサイトを初期化するという場面は、同じドメインで何度もサイトを作るようなときには意外と多くて、サーバーコントロールパネルを使わずにどうにかならんのか？といつも思っていました。
これからはwp cliコマンドで一発で対応したいと思います。
