レンタルサーバーによってはひとつの契約で複数ドメインの運用が可能なところが結構あります。
国内だとX-serverとかMixHost、海外だとSitegroundなどが、マルチドメインに対応しています。
マルチドメインに対応しているサーバーの場合、ドメインごとに、ドメインの追加からWordpressをインストールなど一連の手順を繰り返すことになります。
WordPressのインストール手順は、たまにやると忘れていて手が止まることが多いのでまとめておきたいと思います。
Step1 : 独自ドメインのDNSをレンタルサーバーのDNSに変更
レンタルサーバー会社とドメイン会社が同じなら、ドメインのDNSはレンタルサーバー会社のDNSに設定されているかもしれません。
レンタルサーバー会社とドメイン会社が別々の場合は、独自ドメインのDNSをレンタルサーバー会社の指定DNSに変更する必要があります。
この辺の手順は、レンタルサーバー会社とドメイン会社の組み合わせで状況が違います。
少なくとも、お名前.comでドメインを取得している場合は、お名前.comにログインしてドメイン管理画面でDNSの指定に行くと、他のネームサーバーを利用するという選択ができます。
そこでプライマリDNSとセカンダリDNSをレンタルサーバー会社の指定通りに設定すれば終わりです。(2つ以上のDNSが提供されている場合は、すべて指定しておく)
Step2 : レンタルサーバーに独自ドメインを追加
Step1でドメインのDNSをレンタルサーバーと紐づけると、独自ドメインの指し示す先がレンタルサーバーになります。
Step2では、レンタルサーバーの中の特定のディレクトリと独自ドメインを紐づける必要があります。
C-panelを使う場合、add-on-domainという項目があるので、そこでドメインを追加します。
Step3 : WordPressを独自ドメインにインストール
Step2でドメインの追加が終わったので、その独自ドメインに対してWordpressをインストールすることができるようになります。
C-pannelでWordpressインストールを選びます。
インストール先を独自ドメインの直下、もしくはサブディレクトリに指定してインストールします。
この時に、http or httpsのどちらか、wwwの有無など、実際の運用の仕方に合わせてインストール条件を選択できるようになっているかもしれません。
その場合は、これらは後から変更すると面倒なので最初にきちんと選ぶようにしましょう。
自分の場合は、httpsでwww無しを選びます。
インストールは結構時間がかかりますが、トラブルが起きることはまずないと思います。
終わったら、Step4に進みます。
Step4 : 独自ドメインのSSLを有効化する
Step3でhttpsを選んだとします。その場合は、別途独自ドメインのSSLを有効化する必要があります。
具体的には独自ドメインのLets encryptを有効化します。
有効化して、少し時間を置くと、Wordpressにログインできるようになり、インストールが完了します。