先日、Ultimate Membersプラグインを管理画面から削除したら、WordPressの管理画面が真っ白になってアクセスできなくなりました。プラグインを削除する際に、反応しなかったので削除ボタンを連打したのが良くなかったのかもしれません。
ロリポップのライトプランのサーバーでしたのでAll HDDというポンコツサーバーですから忍耐強くないとこういうトラブルに結構会います。
この記事は、Wordpress管理画面真っ白から復旧するまでの体験をまとめたものです。
この記事では、Wordpressの管理画面にアクセスできなくなってWordpressを初期化したい時に一番簡単にDBを初期化する方法をご紹介しています。
All in One Migrationなどのバックアッププラグインでバックアップは持っているのに管理画面にアクセスできないため、復旧できないという困った状況を一瞬で解決できます。
WordPressの管理画面が真っ白でアクセスできない時の対処方法
ネットで検索すると、同じような内容が出てきますが、今回はどれもダメでした。
十中八九、DB関連だろうと思っていたので、ある意味予想通りでした。
バックアップが手元にあったので、早々にあきらめて、Wordpressを再インストールすることにしました。
キャッシュを削除する
定番のChromeのシークレットモードで確認しましたが、状況変わらず。
エラーの内容を確認する
wp-config.phpのDEBUGモードをtrueに変更して、画面に出てくるメッセージを確認して対処します。
PHPのversion関連のwarningが多数出ているが、function.phpなど自分で編集したファイルから出ていない。
function.phpなど自分で編集したファイルから出ていない以上、前から出ていたと考えるしかないので、今回の問題とは直接関係なさそう。
プラグインをすべてOFFにする
FTPでpluginフォルダをリネームしましたが、状況変わらず。
WordPressの再インストール
WordPressの再インストール方法は、Wordpressを再インストールする方法と、DB初期化してインストーラーを走らせる方法の2つあります。
WordPressを再インストールする方法はいくつかありますが、最近では、サーバーの簡単インストールからインストールしていることがほとんどだと思いますので、再インストールも簡単インストール経由で行いたい人が多いと思います。しかし、簡単インストールで再インストールすると何が起きるかはサーバーの仕様によりますので正直既存のwordpress環境に再インストールするのは神経使います。
DBがらみのトラブルでDBだけ初期化してインストーラーを走らせる方法の方が安全で簡単です。今回はコチラの方法でWordpressを再インストールしました。
WordPressのデータベースを初期化する手順
wp-config.phpを編集してDB名を書き換える
FTPなどで、wp-config.phpを編集します。
$table_prefix = ‘wp1_’;
というような記述がありますので、wp1_の部分の数字を書き換えて使用されていないプレフィックスに変更します。
過去に複数のWordpressやDBを使用するツールをインストールしている場合は、残骸が残っているかもしれないので、phpMyAdminなどにログインしてどのプレフィックスが使用されているのかいないのか調べた方が良いでしょう。
DBを1つだけ使用
いままでWordpressを1つしか使っていない場合はDBは一つしかないとおもいます。
その場合は数字を+1すればいいです。
$table_prefix = ‘wp2_’;
複数のDBを使用
同一DB内でWordpressを複数運用していたり、過去にWordpressのインストール履歴がある場合は、使われていないプレフィックスにします。使われているプレフィックスを指定すると、サーバーの中身が入れ替わってしまいますので、必ず空いているプレフィックスを指定するようにしてください。
編集したwp-config.phpをuploadする
編集したwp-config.phpをuploadします。
パーミッションが400の場合は上書きできないので、サーバー上の上書きするファイルのパーミッションは600にしておきます。
サイトのURLにアクセスする
wp-config.phpをアップロードしたら、すぐに、サイトにアクセスします。
サイトにアクセスするとWordpressのインストールが始まるので、他の誰よりも早くサイトにアクセスしてください。
WordPressをインストールする
サイトにアクセスするとWordpressのインストールが始まります。
wp-config.phpのプレフィックスがDB上に存在しない場合は、Wordpressのインストーラーが走るようになっているからです。
まず、言語選択画面が出ます。
次に、ブログ名や管理者アカウントなどを入力する画面になります。
一通り入力すると、wordpressのインストールが完了します。
とりあえずWordpressの管理画面にログインしてバックアップから復元するための仮のサイトですので、ID、パスワード以外は真面目に入力する必要はないです。
バックアップから復元する
WordPressの管理画面にログインできるようになったので、バックアップから復元します。
DBだけが初期化されているので、Wordpressのファイル一式はそのまま残っていますので、バックアップファイルも残っているはずです。
まとめ
何かトラブルがあって、バックアップから復元できる環境があるのにWordpressの管理画面にアクセスできないという状況は結構あると思います。
その時に、Wordpressそのものを再インストールするのは結構な手間ですので、データベースだけ初期化して、Wordpressの管理画面にアクセスできる環境を光速で復旧させる方が効率は良いです。
今回ご紹介した方法はあまり知られていないかもしれませんので、覚えておくと幸せになれるでしょう。