Googleアドセンスで管理画面を開くと、ほとんどの人は次のようなメッセージが表示されていると思います。
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
ads.txtを意識的に設定していた人以外は上記のメッセージが間違いなく出ていることでしょう。
このメッセージを最初に見かけた時に、検索したところ特に問題ないということだったので放置していたのですが、あることをきっかけに設定しなければと思い立ち、今回設定してみました。
ads.txtなくても問題ないと思った理由
最初にads.txt設定しなくても問題ないよね?と思ったのは次の記事を読んだからです。
ads.txt に関するヘルプページはこちらです。
https://support.google.com/adsense/answer/7532444?hl=ja上記ヘルプページにも記載がありますが、現状で ads.txt の設置は任意で必須ではありません。
ads.txt を設置していなくても広告の配信が止まることはありません。
設置は任意だし、設置しなくても広告の配信が止まることはない、とのことだから、わざわざ面倒なことせんでもいいよねと素直に思っていました。
ads.txtないとマズイと思った理由
ふとしたタイミングで、以下の記事を目にしました。
そこには次のように書かれていました。
ads.txt は、使用することを強くおすすめします。ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。
え?ちょっとまってよ。
現状で ads.txt の設置は任意で必須ではありません。ads.txt を設置していなくても広告の配信が止まることはありません。
と言うのを真に受けていたのですが、実際には、
ads.txt は、使用することを強くおすすめします。ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。
ということなので、マスト案件じゃないですか。
確かに、ads.txtを設置しなくても広告配信が止まることはないので、最初に見た記事は嘘ではありません。しかし、設置するとより良い広告が配信されるということはオブラートに包まれていました。
ads.txtの設置方法
以前ads.txtの設置方法を見た時は何すりゃいいねん、と思ったものですが、現在ではads.txtの設定はスーパー簡単になっていました。
Step1 : Googleアドセンスの管理画面にログイン
まず、Googleアドセンスの管理画面にログインします。
Step2 : 要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。の今すぐ修正をクリック
ログインするとピンクの背景で、
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
と上部に表示されているので、今すぐ修正をクリックします。
Step3 : ダウンロードをクリック
ads.txtファイルを作成するという画面が出てくる。
一番下にダウンロードと出てくるので、ダウンロードをクリックする。
めでたく、ads.txtがダウンロードされる。
ダウンロードしたads.txtは既に必要な情報が全て書き込まれているので、パブリッシャーIDなど特に修正する必要はない。
また、複数サイトでアドセンスを使っている場合も、ads.txtは一つなので複数用意する必要もない。
Step4 : FTPでアップロードする
ads.txtをwebサイトの公開ディレクトリの直下にアップロードして設置は完了です。
wordpressの場合は、wp-なんちゃらというディレクトリがある場所にads.txtを設置すればよろしい。
Step5:チェックツールを使って確認
にドメイン名を入れてチェックしてエラーが無いか確認します。
ファイルの文字コードがUTF-8でBOMなしじゃないと警告がでます。
通常、テキストエディタの保存形式をそのように指定すれば問題ありませんが、サーバー上で上手く認識しないことも多いので、その場合は強制的に以下のような記述を.htaccessに追加する方がストレスは少ないです。
<Files ads.txt>
AddType "text/plain; charset=utf-8" .txt
</Files>
まとめ
最近、アドセンスが表示されなくなったという報告が至る所であり、そのほとんどは価値の低い広告枠の影響じゃないかと考えておりますが、ads.txtを設定しないと広告収入が下がるという話がありますので、ads.txtを設定したら解決するのではないか?と思い立ち、記事としてまとめました。