『インドビジネス40年戦記』からオランダ移住、ビジネスを考える

生活起業, 雑感

最近、『インドビジネス40年戦記』という本を入手し、興味深く読みました。

この本は、住友商事の商社マンがインドに赴任しビジネスを立ち上げた時の苦労話インド人との付き合い方などが書かれている本です。

オランダに来た日本人は、『オランダの風習やオランダ人になじめない』という悩みを持つ人は結構多いのではないかと思います。『インドビジネス40年戦記』の内容で、インドからオランダに置き換えれば参考になる内容が多いなと感じたので、この記事では、オランダでも同じように使えそうな内容をご紹介します。

第2章インドビジネス成功法処世術

日本人がオランダに住むと日本との違いから色々と問題が起きます。その点については、先人が書き記したブログ記事があります。その記事を読んだ私の感想は過去に記事としてまとめています。

インドビジネス40年戦記も『オランダ移住をお勧めしない理由』と同じような切り口で書かれていますので、共感できる部分は多いと思いました。

インドを嫌いにならない方法

インドを嫌いにならない方法として、以下の4点があげられていました。

  • 現状をありのままに受け入れる
  • インドの生活慣習を否定せず受け入れる
  • 片目をつむる。時々両目もつむる
  • 日本と比較しない

オランダ移住してみたものの、最初のころは日本との違いがあるので、嫌いなところばかり目につくことが多いと思います。しかし、大抵の人は1年もすれば自分の中のフツウが崩壊してきてオランダに馴染んできてあまり気にならなくなります。

現状をありのままに受け入れる

自分はインドで勤務するしか選択肢がないのだと自分に言い聞かせ、現状を否定しても自分がみじめになるだけであると認識し、私がやるべきことは、このインドで一生懸命頑張ることしかない、と考えた。そのために、インドのことを悪く思ったり行ったりすることを最小限にすることを決めた。

日本人から見たオランダの不思議な部分を一生懸命見つけて、いくらオランダをディスって見ても誰も同情はしてはくれません。正直時間の無駄だとおもいます。コントロールできるところに意識を集中すべきです。そんな不平不満を言っている暇があるならば今の状況をまずは受け入れて、次に何ができるのかを考えた方が良いのはオランダでもインドでも同じです。

インドの生活慣習を否定せず受け入れる

駐在当初は、インド人の無礼な態度や、身勝手な行動に腹を立てることが日常的であった。『郷に入ったら郷に従え』。腹を立てる前にインドの慣習であるかどうかチェックすることにした。結果は殆どが一般的インド流であることがわかり、これらに対して腹を立てることはなくなった。

オランダでも同じように、サービス業のホスピタリティの低さを感じることは多いです。特に、スーパーマーケットのレジのアルバイトとか、実は人間ではなく中身はゴリラなんではないか?と思う時も多いです。

ある時ふと気が付いたのですが、この人たちはオランダの外を知らないのではないか、まともなサービスを受けたことが無い、つまり知らない、無知なのだ、と思うと腹も立たなくなってきました。知らないのであれば、幼児と同じです。仕方ありません。

片目をつむる。時々両目もつむる

『夫婦生活を円満に過ごすにはお互いに片目をつむれ』と言われるが、インドの生活も同じである。片目でできるだけ良いところを見続ければ、いつか両目を開けても悪いところ嫌いなところがそれほど気にならなくなると信じ、実践した。そうすると、さらにインドの良いところが見えてきた。

オランダは日本と比べても良い国です。もちろん悪いと感じるところもありますが、それは日本人から見たからかもしれませんし、オランダ人にとっては悪いところではないかもしれない。また、その逆もあると思います。少なくとも、オランダ人は合理的だと言われていますから、日本人から見て不可思議な風習や習慣もよくよく考えると納得できることも多いです。

オランダのことをよく理解していないから、不思議に思い、日本と違うからという理由で嫌に見えるのだと思います。オランダのことを理解し始めると、オランダ人と同じような感じ方になるせいでしょうか?、以前気になっていた嫌な部分はあまり関係なくなります。

日本と比較しない

日本は日本、インドはインドである。日本人である私たちはインドで嫌な気持ちや不満が出るのは当然である。比較しても解決策は出てこない。

日本流を突き通すとなれば、それは抵抗が大きいと思ってください。オランダ人と同じような生活をしていれば、そもそもあまり困ることはありません。

インド人は困っていない

日本人は海外に来ると、不便なところが目について、勝手に相手が不便だろとか困ってるとか思い込み、決めつける傾向があると思います。

『日本人はインド人が困っていると決め込んで、インド人に教えるとか、インド人を助けようという顔をしてしまう。教える側と教わる側の立場を期待してことに当たると、たいていの場合うまくいかない。なぜならば、インド人は困っていないからである。』

日本の製品、サービスの方がオランダよりも優れているだろうという理由で、オランダ人に受け入れられると考える日本人起業家は多いと思います。しかし、そのような日本人だったら誰でも気が付くようなシンプルなビジネスチャンスが今まで放置されていると考える方が能天気と考えるべきです。

オランダ人には必要ない、なぜなら困ってないから、という現状があるということです。

まとめ

中国の次はインドだと、インドのビジネスチャンスをつかもうとインドに進出する日本企業は多いと思います。今回取り上げた、インドビジネス40年戦記もそういう人たちをターゲットに書かれた本だと思います。

一般論として、海外で起業する場合、取引相手が中国人やインド人だから難しいというわけではなく、いわゆるローカルと呼ばれている人たちとビジネスを行うのは考え方が全く違うのでその時点でビジネスを行うのは難しいのです。

日本から見て海外であるオランダで起業するのは、日本で起業するのよりもいろんな面で難しいので、日本で起業し成功したことない人がそもそも海外で起業するというのは、やってることがアベコベなのかもしれません。