オランダに来てみると日本に所縁のあるものがいくつかあります。ハーグには年間わずかな期間しか開いていない日本庭園があり、写真を見るととても綺麗な庭園です。
この日本庭園、公開時期が短く、去年はバタバタしていて気が付いたら公開が終わっていたのです。今年はオランダにある日本庭園とは如何ほどのものか行って見てきました。
なぜオランダに日本庭園が?
1913年、この敷地を所有していたヴァン・ブリーネン伯爵夫人邸/男爵夫人が日本から持ち帰った灯籠、仏像、植物等を元に、オランダ、ハーグにあるクリンゲンダール(Clingendael)庭園内に造園したのが由来だそうで、海外にいながら本格的な日本庭園を楽しめるという評判。
オランダの日本庭園はどこにある?
日本庭園は、クリゲンダール公園という大きな公園の中にあります。
場所:JAPANSE TUIN IN CLINGENDAEL
アクセス:18番バスでクリゲンダール公園の近くまでいってそこから歩いて日本庭園にいきます。
とりあえず、スーパーアクセス悪いです。観光ツアーとかでバス出してもらうか、自家用車がないと行きにくい場所であります。
Google Mapで経路検索して行けそうだったら、トライしてみてください。
2018年の日本庭園 開園時期と時間
春
開園期間:4/28~6/10
開園時間:9時~20時
春は開園期間も一ヶ月以上ありますし、開園時間も長いですから、行きやすいのではないでしょうか?
秋
開園期間:10/13~10/28
開園時間:10時~16時
秋は、2週間しか開園期間もありませんし、夕方早い時間に終わってしまいます。
だれがこの日本庭園を手入れしているの?
このNelisという一度も日本に行ったことがないオランダ人が20年間、庭の手入れをしているようです。閉園している間も手入れを続けているそうです。
オランダの日本庭園行った感想など
クリゲンダール公園は日本人から見ると公園というより森です。森の中を案内もないまま彷徨いながら、日本庭園を目指します。これは遭難したか?と思うぐらいの状況でした。たまたま近くに犬を散歩していたオランダ人がいたのでJapanese Gardenはどこだ?と聞いたら親切に道順を教えてくれました。そんなものはオランダには無いと言われなくてよかったです。
日本庭園に着いたのは閉園1時間前でした。公開時期が限定されている影響なのか観光客で賑わっていました。
日本庭園はとても小さく、庭園の中を一通り歩くのに30分もかかりません。一番奥に休憩所のような小さい建物があって、そこで観光客は座って休んでいました。庭園内の通路も狭く、観光客で渋滞気味、写真を撮っても必ず他の観光客が映ってしまう感じでした。
実際こんな雰囲気でした。
まとめ
季節もよく、確かに綺麗といわれれば綺麗なんです。しかし、日本人が見て日本にいる気分になるような、よくぞここまで日本庭園を再現した!という感動はなかったですね。オランダの中国系の日本食レストランにいって食べた時の何ともいえない感覚と同じだと思ってもらえばわかりやすいです。ヨーロッパ各地からも観光客が結構来ていて、日本は遠くて行けないからココに来たと言ってる人がいたのが印象的でした。やはり日本は極東で遠いのです!
オランダの日本庭園、秋は紅葉が綺麗なようですからまた行ってみたいと思います。
ちなみに、日本庭園があるクリゲンダール公園そのものの方が日本人からすると綺麗な公園に見えるかもしれません。