オランダでよく見かける日本人の一考察

10月 5, 2018移住起業

オランダで生活している日本人を眺めていると、オランダを楽しんでいる人とそうでない人がいるようです。どういう人達がオランダを楽しんでいるのでしょうか?

オランダを楽しめる人達

オランダ大使館職員とその家族

大使館職員は20人程度いるらしいです。

日本を代表してオランダに来ているわけです。生活面の不安はありませんので、家族は楽しそうです。

なお、大使館職員で子供をオランダの現地校に通わせている人はほぼいません。日本人学校かインターナショナルスクールで、英語か日本語の学校に通っているようです。

大使館職員は勤務地を転々としますから、オランダ語の学校に行っても使い道もなく、あとから困るからだと思います。

日本企業の駐在員とその家族

海外駐在員は手厚い手当がでますので、悠々自適に生活しています。

こちらの方々もインターか日本人学校にお子様を通わせています。

オランダの大学へ留学してそのままオランダに在住

日本人がオランダ移住が簡単にできるようになる以前からオランダに来ている人々です。
この手の人達は芸術系が多く、ミュージシャンが特に多いように思います。
大学の仲間達から広がるネットワークがあり、オランダ社会で仕事が与えられて無理なく生活しているように見えます。

日本で成功しているビジネスをオランダで展開する人々

日本で実績がありますから、ビジネスプランとしては問題が無いのです。後は微調整してオランダ人に受け入れられるようになれば問題ないでしょう。

お金に余裕がある人々

仕事らしい仕事もせず、オランダ移住して生活している人達もいます。

そういう人達は、日本で働いている家族がいたり、貯蓄が異常に多かったりということのようです。

オランダで地獄を見る移住組

今どきのオランダ移住してくる日本人は、かなり特殊な人が多いです。

日本で実績のないビジネスプランをオランダで実行

日本でサラリーマンなどの雇われだった人達は、移住するのが目的になっていて仕事は後から考えるという人が結構多いのです。

個人事業主ビザを取得する時にビジネスプランを提出する必要がありますが、とりあえずの仮でという軽い気持ちで、テキトウなビジネスプランを提出して、オランダの閉鎖的な実態に打ちのめされる人が多いです。

そもそも論として、好景気のオランダでもオランダ人だからといって仕事が簡単に見つかるわけではありません。

ランダでは平等に仕事があるわけではありません。

オランダの大学進学率は10%なんです。

つまり、エリート以外はオランダでも景気が良くても仕事を見つけるのは結構大変です。

日本の商品、サービスは世界で通用すると勘違い

得てして、日本人は日本というのは中国に抜かれたけども、まだ世界3位だよと思ってます。ヨーロッパなんて日本から見たら古めかしいだけの観光地じゃん、とか勝手に思っているわです。

そんな人達は、日本が対米従属でガラパゴスな状態(日本独自仕様で世界に通用しない)であることに気が付いた方がよいです。

日本の製品がヨーロッパで流通していないのは、知らないからではなく、需要が無い、つまり売れないからです。

あなたが思いつくまで誰もそういうことを考えたことが無いとでも思いますか?そんなことはありません。みんな同じことをやって今の状況なのです。

日本人が思うほど、日本の商品、サービスは優れいるわけでもないし、最先端な訳でもありません。オランダは日本よりよっぽどITで効率化されています。

日本はおもてなしの国だから、サービスの良さなら負けないと考えても、そもそもそういう需要ないエリアだと知りましょう。

価格勝負なら負けないはずだと思っても、日本からオランダの送料はネックになり価格競争力はありません。電化製品などは電圧、プラグも違いますし、そもそもEU向けのマニュアルもなければ、操作画面や表記がすべて日本語なので受け入れられません。

オランダは中古を高値で買って高値で売る、リサイクル文化ですから、そもそも日本の使い捨て仕様の粗悪品の需要が無いことも知りましょう。

もし、日本の商品が売れるとしても、単価が高く、軽く小さいものでない限り、日本からオランダに輸入する時の送料ネックで、儲けはあまり大きくなりません。

オランダ語を完全に無視しつづける

少なくともオランダで一番多いのはオランダ人なのですから、ビジネスをするのなら表記は全てオランダ語にして当たり前ですが、オランダは英語を話せる人達が多いから、オランダ語なんて読み書きできなくてもいいとおもっている人が多いです。

オランダ人は英語を読むのも話しかけられるのも、そもそも嫌いなのです。

積極的にオランダ人にオランダ語を話し、Webもオランダ語、飲食店であればメニューも全てオランダ語と英語を併記するぐらいでないとオランダ人には受け入れられません。

日本人しか顧客がいない

日本で行き詰まり、オランダに来ればどうにかなるのでは?という期待を持って、語学力もないままオランダ移住してくる人もいるようです。

結局、言葉ができないとオランダに来ても、言葉ができない日本人同士で固まるしかなくなるので、日本人相手の仕事しかできません。相手のビジネスといっても、駐在員の家族やお金に余裕のある日本人以外は、日本人は日本にいた時より更にお金を使いませんから、マーケットが無いのです。

お金のありそうな日本人相手に必死にしつこく営業する人がいますが、大抵嫌われて日本人村で噂になります。

オランダ人や日本人以外の移住者に営業して、受け入れられるように軌道修正していった人達と、日本人相手に狭い世界で営業している人では、ビザ更新の2年後に全く見えている世界が違うと思います。

 

英語すらできない人達

生活面でも、家族の誰かが最低でも英語をしゃべれないとオランダで生活するのは難しい思います。

大人の場合、オランダに来て1年もすればなんとなくわかるだろうと思っても、そんなことは無いです。

子供の様にオランダ語漬けなら話は別ですが、大人の場合、オランダ語に触れる機会がそもそも少ないのです。

ではオランダ語に触れる機会を作ればいいじゃないかという話になります。

オランダ語を無料で親切に教えてくれるオランダ人がいるかもしれないと思うかもしれません。

出会いの問題ですが、それも可能性は低いでしょう。少し考えてみてください、あなたが日本にいた当時、近所にガイジンが住んでいたとします。喜んで自分の時間を使って日本語を教えたでしょうか?

それが答えです。オランダ人は自分の時間を使ってまでガイジンにオランダ語を教えるほど暇じゃないです。

その証拠に、日本人がよくやるネットで検索して出てくるオランダ語学習は、良心的な値段設定のMeetupなどでも1時間で何ユーロと基本有料です。

オランダ語を習う相手が日本語をしゃべれるとしたらベストですが、ライデン大学の日本語学科の学生でもなければオランダで日本語をしゃべるオランダ人はほぼいません。その条件に加えて無料となると、絶望的だと思ってください。すでにオランダには日本人がたくさんいて、日本人が余っています。オランダ人は日本人が珍しくないのです。

つまり、あなたの属性がオランダ人にとってとても魅力がないかぎり、あり得ないのです。

相手が英語をしゃべるケースはどうでしょうか?

自分が英語をしゃべれなかったら意思の疎通もできない訳ですから、それも無駄になる可能性を考えないといけません。

日本人で、英語ができない人がオランダ語を習うとすれば、英語を習ってから、オランダ語を習う必要が出てくるのです。

もともと、英語ができない人が、2つの言語を習得するわけですから、相当時間がかかると考えないといけません。

まとめ

色々と思いつくまま書き連ねましたが、オランダ移住して簡単に成功するというのはまずありません。経済基盤が日本にあるならいいですが、それもなく、一からオランダでやっていこうとするならば、日本で成功するのよりも数段難しいと考えておいた方がよいでしょう。オランダローカルに入り込むにはオランダ語が必須で、オランダの一流企業と取引するのでもなければ、オランダに来て一番に取り組むべきはオランダ語の習得だと思います。