ロリポップは複数サイトが運営できる安いレンタルサーバーとして初心者には人気があります。
ロリポップは1つ目のWordpressの簡単インストールまでは上手くいっても2つ目のWordpress簡単インストールに失敗するという有名な問題が起きたりします。
この記事では、ロリポップに2つ目のWordpressを簡単インストールできない時の解決策をまとめておきます。
ロリポップのWordpress簡単インストールが2個目に失敗する理由
1つ目のWordpressをルートディレクトリにインストールしている
1つ目のWordpressをルートディレクトリにインストールしていると、必然的に2個目のWordpressをインストールする場合、サブディレクトリにインストールすることになります。
この状態で簡単インストールを行うと大抵失敗します。
理由は、1つ目のWordpressが生成する.htaccessが邪魔をしているからです。それがあると1つ目のWordpress直下にあるサブディレクトリへのWordpress簡単インストールするときに、インストーラーが書き込みできなくなりエラーになります。
ロリポップのWordpress簡単インストールが2個目に失敗への対策
方法は2つあります。
- WordPressをルート直下にインストールしない
- 1つ目のWordpressの.htaccessを一時的にリネームする
このどちらかでWordpressの簡単インストールでつまづくことは無くなります。
①Wordpressをルート直下にインストールしない
こちらの方法は、根本対策になりますが、すでに運用しているWordpressの場合、サブディレクトリに移転することになります。後述の手順に従えば簡単ですが、できない人も多いのではないかと思います。
というのも、Wordpressの移転作業と同じなので有料プラグインを使えば簡単に行えますが、持っていない場合はハードルが高くなるためです。
WordPressをサブディレクトリに移す簡単な手順(All in One Migration使用)
無料プラグインのAll in One Migration使用します。
おそらく有料アドオンを購入しないとサイズ制限に引っ掛かると思いますが、以下の手順で簡単にできます。
- 現状のWordpressをAll in One Migrationでエクスポート
- ルートディレクトリのWordpressを削除
- サブディレクトリにドメイン割り当てを変更
- サブディレクトリにWordpressをインストール
- インストールしたWordpressでAll in One Migrationのデータをインポート
ただし、移転が必ず成功するわけではないので、失敗した時にWordpressを削除してしまっているので元に戻せません。
ロリポップはサーバーのバックアップが有料なので、バックアップがない状況でこの方法は結構リスキーだと思います。
それを避けたいのであれば、エクスポートデータが正常であることを確認してからWordpressを削除する必要があります。そのためには、他のサーバーに正常にインポートできることを確認する必要があり、結構手間がかかります。
②1つ目のWordpressの.htaccessを一時的にリネームする
テンポラリの対応としては、ルートディレクトリの.htaccessがWordpress簡単インストーラーをブロックしているので、ルートディレクトリにある.htaccessを一時的に別の名前にリネームすることです。
ファイルのリネームは、FTPソフトを使わなければなりませんが、ソフトをインストールしなくてもロリポップFTPを使えば簡単にできます。
2つ目以降のWordpressインストールが終わったら、リネームした.htaccessは元の名前に戻しておくのを忘れないように。
まとめ
ロリポップでWordpressを運用する時は、独自ドメインが一つの場合でもサブディレクトリにインストールする方が後で後悔しません。最悪、ルートディレクトリにWordpressをインストールしてしまったときには落ち着いて、ルートディレクトリの.htaccessをリネームするという応急対策でインストールすることができます。
サブディレクトリのサブディレクトリと言う運用の場合も上位ディレクトリに.htaccessがあれば今回と同じ問題が起きると思います。