mac OSをアップグレードしたときに、OSのインストールが進まない状態になってしまいました。強制電源OFFをしてOS再インストールしてリカバリしようとしましたが、上手くいきませんでした。
色々試行錯誤して、どうにかリカバリできたのですが、一時はもうダメかなと思いました。
macは普段使っていないので予期せぬトラブルあったときにマジ焦ります
この記事では、macOS Big Surのアップグレードに失敗からのリカバリの手順をまとめておきます。
macOS Big Surのアップグレードに失敗
macOS Big Surでしか動かないAppがあったので、仕方なくアップグレードすることなりました。
バックアップなどは取らずに、Appストアからダウンロードしてインストールしました。
ダウンロードまでは順調だったのです。
しかし、ダウンロードが完了して自動で再起動して林檎マークがでたところからおかしくなりました。
mac OSダウンロード後、再起動で止まってしまった
ダウンロード後、自動的に再起動したのは良かったのですが、以下のような症状になりました。
強制電源OFFからのリカバリで問題発生
仕方ないので強制電源OFFにしました。
その後、再度電源ONにして、shift + command + Rで『macOS 復旧のユーティリティウインドウ』を立ち上げました。
しかし、そこでも問題がありました。
問題①:マウスが動かない
まず、command + Rで起動した場合、BlueToothのマウスが動きませんでした。
これは、BlueToothが有効になっていないためだと思いますが、おそらく、有効にできないのだと思います。
USB接続のキーボードは動いたので、USB接続のマウスを接続することでマウスが動くようになりました。
MacBookを使っている場合は問題にならないかもしれませんが、iMac等のデスクトップを使っている場合はBlueToothマウスやキーボードが使えないので有線マウスやキーボードが無いと何もできなくなります。
問題②:Wifiがつながらない
公式にあるように、macOS を再インストールを選択しましたが、
macOS 復旧のユーティリティウインドウから「macOS を再インストール」を選択し、「続ける」をクリックして、インストーラの指示に従います。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204904#exceptions
『Apple サーバーに接続できません』
となって、インターネットに接続していないのが原因でリカバリができません。
よくよく見るとタスクバーにWifiのアイコンがありませんでした。
途方に暮れていたところ、公式サイトに以下の記述を見つけました。
Intel 搭載の Mac に macOS Sierra 10.12.4 以降を搭載していた場合は、「shift + option + command + R」キーを起動時に使い、Mac に当初搭載されていた macOS か、それにいちばん近い現在も提供されているバージョンをインストールできます。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204904#exceptions
「shift + option + command + R」キーで起動したところ、地球マークが出てWifi接続先を選択できるようになりました。
これでWifiアイコンが出るようになりインターネット接続の問題はクリアしました。
問題③:インストール先のHDDが選択できない
「shift + option + command + R」キーで起動した状態で、macOS 復旧のユーティリティウインドウから「macOS を再インストール」を選びます。
本体出荷時の初期OSの再インストール画面になりました。
そのままインストーラの指示に従っていくと、『Apple サーバーに接続できません』も出ず、インストール先のディスクを選択する画面になります。
これで一安心と思ったのですが、それは罠でした。
インストール先のディスクを選択する画面で、HDDのアイコンがグレーアウトされて、選択そのものが出来ない状態で、次へがクリックできないので、先に進めません。
HDDは認識しているけど、選べない、これはHDDを再フォーマットしないとあかんやつか?
万事休す。
万策尽き果てる⇒普通に再起動してみた
一般的な手順で完全に手詰まりになったので途方にくれました。
ふと、command + Rなどを使わずに普通に再起動したら、普通に起動するかも?と頭によぎったので、普通に再起動してみました。
結果、『macOS 復旧のユーティリティウインドウ』が立ち上がり、振出しに戻りました。
やはり、正常に起動できる状態ではなくなったようです。
なぜか、Wifiはつながっていました。wifiが生きているのでOSのリカバリは可能です。
macOS 復旧のユーティリティウインドウから、再度「macOS を再インストール」を選び、リカバリを試みます。
今までと違ったのは、本体出荷時の初期OSではなく、直前まで使っていたmacOSの再インストール画面になったことです(command + Rで起動した時と同じ)。
そのままインストール画面を進むと、なんとインストール先のディスクが選べるようになっていました。
キーボードだけだとインストール先のHDDを選択できないので、マウスを有効にする必要があります。
リカバリ時は、macOS Big Surのアップグレード時のようにプログレスバーが途中で止まることもなく順調に進みました。
リカバリは1時間ぐらい終わりました。
無事に立ち上がった画面を見て、長い旅が終わったんだと思いました。
まとめ
今回最後にHDDが選べなくなったのは、OSのバージョンによってHDDのフォーマットが違うからじゃないかと推測しています。
直前まで使っていたmac OSに戻すためには、command + Rで起動する必要があります。それだとwifiが使えず、アップデート不可となるジレンマになりました。
一度、shift + option + command + Rで起動でwifiを有効にして、再起動するとwifiが使える状態でmacOS 復旧のユーティリティウインドウが立ち上がり、上記の全ての問題がクリアになったのだと思います。
shift + option + command + Rで起動でwifiを有効にしたあと、普通に再起動したからwifiが使えたのか、再度 command + Rで起動してもwifiが使えたのかは今となってはわかりません。
キーコンビネーション | 動作 |
---|---|
Command-R | 最新のバージョンにアップグレードせず、 Macに最後にインストールされていた バージョンのmacOSを再インストールする。 |
Option-Command-R | あなたのMacと互換性のある最新のmacOSに アップグレードされます。 |
Shift-Option-Command-R *macOS 10.12.4以降 | Macに付属していたmacOSか、 それに最も近く現在利用できるmacOSを 再インストールされます。 |
このキーコンビネーションを見て気が付いたのですが、Option + Command +Rで起動することで最新のOSにアップグレードされるようです。リカバリに時間をかけるよりもOSアップグレードをした方が良かった気がします。wifiにつながらないとどのみちダメなわけですが。