最近まで古いiPhoneを使っていたので気になりませんでしたが、機種変更後の充電時間が結構長く感じます。
iphoneやiPadは新機種では内蔵バッテリーの容量が増えてきているのに充電速度は変わらないままなので、以前よりも充電時間が長く感じるのだと思います。

特にiPadは100%に充電するのに半日~1日ぐらいかかります。
本体バッテリーの高容量化と合わせて高速充電も進化しているようでiPhoneやiPadの充電時間を更に短くできる規格も出てきています。
また、iOSの不具合でバッテリー消費が早いという別の問題はあり、充電する場面が増えているのかもしれません。
この記事では、iPhoneなどの高速充電に使用されているUSB-PDとそれを利用するために何が必要なのか?調べてまとめてみました。
iPhoneの高速充電の規格(USB-PD)とは?
- USB PDは、USB Type-Cに対応した給電規格
- USB PDの給電パワーは従来の20倍
- USB PDの性能を発揮させるためには、本体、充電器、ケーブルすべてがUSB-PD対応の必要あり
高速充電の規格(USB-PD)対応している機種は?
以下のモデルの iPhone や iPad は高速充電できます。
- iPhone 8、iPhone 8 Plus 以降
- iPad Pro (12.9 インチ) (第 1 世代以降)
- iPad Pro 11 インチ (第 1 世代以降)
- iPad Pro 10.5 インチ
- iPad Air (第 3 世代)
- iPad mini (第 5 世代)
iPhoneの高速充電でどれぐらい早くなるのか?
Apple公式サイトによれば、『高速充電機能を使うと、iPhone を約 30 分で最大 50 % まで再充電できます。』とのことです。
30分で50%と言っても、充電50%だと使い始めると直ぐに充電無くなるイメージなのであまりうれしくないかもしれません。
5V/1A⇒5W
5V/2.4A⇒12W(2.4倍速)
USB-PD⇒18W(5W比3.6倍速/12W比1.5倍速)
2.4A出力の充電器を使っている場合、USB-PDに切り替えても1.5倍しか早くならない

2.4A充電器を既に使っている場合はUSB-PD導入してもあまり早くならないですね
高速充電に必要なガジェットは?
USB-PD対応高速充電器
高速充電器は、出力がUSB-Cポート経由になります。
18W、もしくは30W出力できるUSB PD充電器を選びましょう。
USB PD充電器を使って充電できるのは最大18Wまでです。そのため、基本的には18W出力のUSB PD充電器を用意すれば問題ありません。
ただ、18W出力のUSB PD充電器と30W出力のUSB PD充電器の価格はさほど変わらないため、最初から30Wの方を購入してもいいかもしれません。
USB-PD対応ケーブル
iphone/iPadに接続する場合は、入力側はLightningなので、ケーブルもLightning⇔USB-Cケーブルが必要になります。
USB-PD対応バッテリー
ポータブルバッテリーもUSB-PDに対応した高速充電版があります。従来バッテリーの充電はmicro-USBを使用していましたが、こちらもUSB-Cに変更になります。
充電器(USB-PD)⇒バッテリー(USB-PD)の場合
USB-C⇔USB-Cケーブルが必要になります。ケーブルが付属しているバッテリーも多いと思います。
バッテリー(USB-PD)⇒iphone(USB-PD)の場合
USB-C⇔Lightningケーブルが必要になります
スイッチ付き電源タップ
Lightningケーブルなどでスマホを充電する時に、ケーブルの不良で充電していない時にケーブルが溶けるほど発熱することがあります。
そういう不測の事態に備えて未使用時に充電器の電源を切るのが安全です。
まとめ
iphoneを高速充電しようとすると、従来使っていたガジェットをUSB-PD対応にすべて置き換える必要があります。
充電そのものが時短されているので、充電期間にガジェットが占有されないので、使いまわせると思いますから、端末の数だけ買う必要もないのかな?と思いました。