【EU圏】スーパーマーケットで見かけるBioって何が違うの?【オーガニック】

生活

オランダのスーパーマーケットには、通常の商品の他にBioと書かれたちょっと高い商品が並んでいます。日本ではBioと言うよりオーガニック(有機)と呼ばれることが多いですが、オーガニックの商品は日本ではメチャクチャ高くオーガニックになっただけで倍半分のイメージです。

しかし、オランダでBioとそうでない商品の値段の差は殆どないのです。Bioの方が商品的には体に良いのでしょうが、値段に差が無いので日本でいうオーガニックとオランダのBioは同じものなのかずっと疑問でした。

Bioだからと言ってオーガニックとは限らない

当たり前ですが、商品名にBioとついていてもオーガニックとは限りません。その逆もまた真なりです。日本でいう有機JASマークのようなものがEU圏内にもあってEUオーガニックロゴ マークというのがあります。

EUのオーガニック ロゴ マークとは?

The organic logo
Aims of the EU organic logo, rules on how and by whom it must be displayed and downloadable logo files.

EUにおける有機農法は以下の定義があります。

  • 資源の効率的利用のための輪作
  • 化学農薬および合成肥料の使用禁止
  • 家畜用抗生物質に対する非常に厳しい制限
  • 遺伝子組み換え生物の禁止(GMO)
  • 天然肥料や動物飼料のための施設内資源の利用
  • 放し飼いの野外環境での家畜飼育と有機飼料の使用
  • オーダーメイドの畜産業

日本の有機食品の検査認証制度について

参照:有機食品の検査認証制度について

【表示の規制】

  •  有機農産物や有機農産物加工食品については、名称の表示の混乱が見られ、一般消費者の選択に著しい支障を生ずるおそれがあるため、名称の表示の適正化を図ることが特に必要である物資として政令指定。
  • これにより、有機JAS規格を満たすものとして、認定事業者により格付の表示(有機JASマーク)が付されたものでなければ、「有機」、「オーガニック」又はこれと紛らわしい表示は不可(平成13年4月1日施行)。

有機農産物の生産の原則

農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力(きのこ類の生産にあっては農林産物に由来する生産力、スプラウト類の生産にあっては種子に由来する生産力を含む。)を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産されること。

有機農産物の生産方法の基準(ポイント)

  •  堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
  •  遺伝子組換え種苗は使用しないこと

 有機畜産物の生産方法の基準(ポイント)

  • 飼料は主に有機飼料を与えること
  • 野外への放牧などストレスを与えずに飼育すること
  • 抗生物質等を病気の予防目的で使用しないこと
  • 遺伝子組換え技術を使用しないこと
    (注) 有機飼料についても、購入飼料に係る有機性を担保する観点から、別途日本農林規格が定められている。

 有機加工食品の生産方法の基準(ポイント)

  • 化学的に合成された添加物や薬剤の使用は極力避けること
  • 原材料は、水と食塩を除いて、95%以上が有機農産物、有機畜産物又は有機加工食品であること
  • 薬剤により汚染されないよう管理された工場で製造を行うこと
  • 遺伝子組換え技術を使用しないこと

有機JASマークが付された有機農産物等に「organic」等と表示してEU加盟諸国へ輸出することが可能となったことについて

有機JASマークがある製品をEUへ輸出する際にorganicと表示することができるようになった、というだけで、EU機関の認証が得られているわけではないのでEUのオーガニック認証は別途受ける必要がありそうです。

今般、EUで販売する有機食品を生産できる国のリスト(「第三国リスト」)に日本が追加されました。これにより、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(昭和25年法律第175号、通称「JAS法」)に基づき有機JASマークが付された有機農産物及び有機農産物加工食品(原材料も含めて日本で生産されたもの)については、「第三国リスト」に掲載された登録認定機関による証明書を付ければ、EU加盟諸国に「organic」等と表示して輸出できるようになりました。

引用:http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/100623.html

EUでのBio/オーガニック製品の人気は年々高まっている

オランダではスーパーマーケットで野菜やフルーツのBio製品をよく見かけます。日常的にBio製品を消費しているからだと思います。

下の資料を見ると、EU圏におけるBio/オーガニック製品の消費人口は米国と同程度です。70%のヨーロピアンはオーガニック製品に対して好意的で、今後もBio/オーガニックのマーケットは拡大していくといわれています。

一方、人口だけでいえば世界一位の中国のBio/オーガニック製品の消費量は、EU圏と比べて1/5にとどまります。欧米の市場が成熟した後にBio/オーガニックのブームが来る巨大マーケットは中国なのかもしれません。

出典:http://www.europarl.europa.eu/news/en/headlines/society/20180404STO00909/the-eu-s-organic-food-market-facts-and-rules-infographic

まとめ

Bioと書かれた商品を買う時は EU organic logo の有無を確認すべき。EU organic logoがあれば、どのような基準で生産されたものかわかりますから安心です。

日本のお茶なども有機JASマークがついているものがヨーロッパで流通していますが、EU基準でオーガニックだBioだといって販売する場合には最終的にはEU organic logoを取得しないと売れないのでしょう。日本の製品でもEUで流通している商品には、EU organic logoを取得している商品が殆どです。

日本だと有機だオーガニックだといって付加価値を付けてボッタくりますが、EUではそれほど価格差が無いのが普通なので、日本からの輸入品には価格競争力がないと思います。

日本では有機野菜は高くて日常的に消費出来る人は限られると思いますが、ヨーロッパではBio製品は安く当たり前のように消費しています。

 

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