新規にWordpressをインストールするとWordpress5.9がデフォルトでインストールされるサーバーも多いと思います。
利用者が多いと思われるXserverでも新規にWordpressをインストールしたらWordpress5.9になりました。
WordPress5.9へのアップデートで大きな問題はないようですが、サーバー移転でトラブルになったのでメモしておきたいと思います。
WordPress5.9トラブル発生時の環境
- さくらインターネットからXserverへの移転
- 移転元のWordpress:5.1.2
- 移転先のWordpress:5.9(簡単インストール)
- 移転プラグインは、All in One Migrationを使用
移転後にWordpressをバージョンダウンしたら致命的なエラー
移転先は簡単インストールでインストールしたサラのwordpressなので、プラグインでインポート前に、Wordpress5.9からWordpress5.1.2へダウングレードしました。
使用したプラグインは、wp-downgradeです。
ダウングレード後に、サイトを表示したら致命的なエラーでサイトが表示できなくなり、管理画面へのログインもできなくなりました。
原因は、Wordpress5.9の初期テーマのtwentytwentytwoが原因です。このテーマは、FSEに対応したWordpress5.9以外では動かないだけでなく、致命的なエラーを吐くようです。
解決方法
仕方ないので、FTPなどで、wp-content/themesから問題のテーマを削除します。
テーマが存在しなくなると、管理画面にログインできるようにします。
使用するWordpressのバージョンが結構古かったので、古いWordpress標準テーマに切り替えて、新しいWordpressテーマは削除しました。
その後、普通にAll in One Migrationでインポートして移転は完了しました。
まとめ:WP downgradeでダウングレードする時にはFTPやファイルマネージャーでファイルにアクセスできる環境を用意しよう
wp-downgradeはコアのバージョンを調整する時にとても便利なので使用している人も多いと思います。しかし、致命的なエラーが出てしまうとファイルの移動や削除が必要になります。
WP downgradeを実行する前に、管理画面が表示できなくなる可能性を常に考えておいた方が良いでしょう。管理画面にログインできなくなっても復帰できるようにFTPやファイルマネージャーなどを事前に準備してから実行するようにしましょう。