WordPressの記事はパーマリンク設定がpostnameになっていると、タイトルがそのままslugになる仕様です。
日本語でタイトルを付けるとそのまま日本語のslugになってしまうので、書き換えている人も多いと思います。
slugなんて何でもよいという考え方もあり、固定文字列+post IDという形式で自動的にslug設定している人もいます。
しかし、SEO的にはキーワードが入っていた方がよいので、固定文字列の部分をSEO効果を高めるためにカテゴリ名などにするなど、色々試行錯誤が必要な部分でもあります。
slugをコロコロ変えてしまうと、あとからリダイレクトの問題が出てきたときにかなり面倒なことになりますから、ルールをしっかり決めて運用するに越したことはありません。
この記事では、あとあとリダイレクトする羽目になった時に困らないように、どういうslugにすればよいのかまとめておきます。
必ずアクセスできるパーマリンクがある
WordPressのパーマリンク設定にある基本というのが、本来のパーマリンクです。
パーマリンク設定は、それの見せ方を変えているだけです。
基本のパーマリンクであれば、パーマリンク設定が壊れていてもページが表示できます。
基本のパーマリンクに必要なのはpost IDだけです。
post IDの情報があれば、基本のパーマリンクに一度飛ばしてから、所望のパーマリンクにリダイレクトさせることができます。
slugには必ずpost IDを含めておくことで、リダイレクトするときに基本のパーマリンクに戻すことができます。
slugにパーマリンクを含める時のルール
slugにpost IDを含める時に注意すべきは、slugからpost IDを自動的に取得できるようにしておくことです。
最後にpost IDの数値をくっつけて『XXXX-postID』というようにしておくと、正規表現でpost IDを取得しやすくなると思います。
リダイレクトする方法
.htaccessに書くよりも、プラグインを使う方が簡単です。

リダイレクト元
^/xxx-([0-9]+)/$
リダイレクト先
/?p=$1
というような転送ルールを書くと、基本のパーマリンクにリダイレクトされます。
基本のパーマリンクにリダイレクトされると、現在のパーマリンク設定に従ってリダイレクトされます。
リダイレクト元の前半部分の文字列を任意の文字列に変えてあげれば、汎用性は高くなると思います。
まとめ
記事のslugはSEO対策として重要なのは間違いありません。
しかし、いちいち英語でslugを直すのが大変という問題があります。
そこで、SEO効果が高そうな文字列とpost IDの組み合わせで自動的にslugを設定したらいいよねという話になります。
ところが、SEO効果が高そうな文字列というのを後から変更した時に、リダイレクトを簡単にするにはパーマリンク設定の基本を間に挟むと簡単になるよ、という話でした。