WordPressのクラシックエディタやクラシックブロックを使っている人の編集画面に突如エラーが表示される現象が起きているようです。
「URL//cdn.tinymce.com/4/plugins/table/plugin.min.jsからのプラグインtableの読み込みに失敗しました」
というやつです。
原因はCDNの読込先のファイルが最近無くなってしまったためです。このファイルを読み込むようにしていたプラグインやテーマは別の場所から読み込むように修正する必要があります。
この記事では「URL//cdn.tinymce.com/4/plugins/table/plugin.min.jsからのプラグインtableの読み込みに失敗しました」の原因と対策についてまとめています。
使用しているテーマがJINやSWELLの場合
JINやSWELLなどの有料テーマではテーマ起因でエラーが発生していたようです。
テーマをバージョンアップすることでエラーは無くなります。
JINの場合
SWELLの場合
cdn.tinymce.com/4/plugins/table/plugin.min.jsは何に使われている?
クラシックエディタのツールバーにあるテーブル機能を実現するjsファイルになります。このjsファイルが読み込めないとクラシックエディタのテーブル関連の機能が使えなくなります。
// ビジュアルエディタに表(テーブル)作成機能を追加
// プラグインロード
function mce_external_plugins_table($plugins)
{
$plugins['table'] = '//cdn.tinymce.com/4/plugins/table/plugin.min.js';
return $plugins;
}
add_filter('mce_external_plugins', 'mce_external_plugins_table');
// ボタン追加
function mce_buttons_table($buttons)
{
$buttons[] = 'table';
return $buttons;
}
add_filter('mce_buttons', 'mce_buttons_table');
CDNファイルの読み込み先を変更する手順
①TinyMCEのソースコードをアーカイブからダウンロード

上記URLへアクセスして、TinyMCE 4.3.3 の [Prod] をクリックします。
ダウンロードが完了したら、zipファイルを解凍します。
②テーマフォルダへplugins.min.jsをアップロード
解凍するとフォルダ「tinymce」ができます。
tinymce > js > tinymce > plugins > table という順番にフォルダを移動します。
plugin.min.jsがあります。
テーマフォルダ内にplugin.min.jsをアップロードします。
③plugin.min.jsの読み込み先を変更する
plugin.min.jsを親テーマファイルのjsディレクトリ以下にアップロードする場合は以下の修正になります。
子テーマのディレクトリを取得するには get_stylesheet_directory_uri() を使用します。
function mce_external_plugins_table($plugins)
{
$plugins['table'] = get_template_directory_uri() .'/js/plugin.min.js';
return $plugins;
}
add_filter('mce_external_plugins', 'mce_external_plugins_table');
参考:https://yuki.world/tinymce-failed-to-load-plugin-error/
まとめ
今回のエラーが出るのは自分で行ったカスタマイズか、テーマのカスタム機能によるどちらかが原因だとおもいます。ですので、身に覚えがない人や、functions.phpに読み込みのカスタマイズが無い場合は、テーマが原因だと思います。その場合は、今回の修正は必要ないので、テーマのアップデートで問題が解決すると思います。