Xserverでドメインを取得するとXdomainで管理されます。先日、Xdomainで管理されているドメインをお名前.comに移管した際にかなりトラブったので手順をまとめておきます。
Xdomainは他社へのドメイン移管の説明が公式サイトにない
Xdomainの公式サイトを見ても、ドメインをXdomainに移管する場合の説明はありますが、他社へ移管する際の説明は一切ありません。

他社からの移管はメリットがあるから説明するけど、他社への移管はメリットが無いから説明がないという分かりやすい会社です。
Xdomainから他社への移管手順
Xdomainから他社へ移管する場合に最初に必要なステップは以下の4つです。
- Whois情報公開代理を無効にする
- 認証キーの送信Auth code(Auth info)を取得する
- ドメインを解約
- レジストラロックを解除
①Whois情報公開代理を無効にする
ドメイン一覧のドメインの右端にある3点アイコンをクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。
プルダウンメニューに『Whois情報設定』という項目があるのでクリックします。
Whois代理公開設定に✓が入っている場合は、チェックを外します。
「メールアドレスの有効性確認」手続きのメールが届きます。
「■重要■ドメイン登録者情報のメールアドレス認証のお願い」というメールです。
認証URLをクリックして承認します。
お名前.comに移管する時に以下の理由で移管に失敗しました。
○今回の不受理理由○ ──────────────────────────────────
Whois情報に正確な情報の記載がございません。 現ドメイン管理会社にて、Whois情報を正確な情報へご変更のうえ、再度お申し込みくださいますようお願いいたします。
Whoisの住所には丁目番地 (Street)の項目があります。
実は、丁目番地 (Street)には町名の入力が必須です。町名が含まれていないと移管時にWhois情報が不正だと言われます。
ここは盲点なので注意した方が良いでしょう。
Xdomainの場合は、郵便番号から自動入力すると、正しい項目に反映されますが、ユーザー情報から反映を選ぶと正しい項目に反映されないことがあります。
②認証キーの送信Auth code(Auth info)を取得する
TOPページでドメイン一覧からドメイン名をクリックして、契約情報のページに行きます。
Whois情報のところに『認証鍵』という項目があります。
『レジストラコンタクトへ認証鍵を送信する』をクリックします。
クリックするとWhois登録のメールアドレスにAuth codeが届きます。
③ドメインを解約
TOPページでドメイン一覧からドメイン名をクリックして、契約情報のページに行きます。
基本情報の中に『解約』という項目があります。
『解約する』をクリックして解約します。

解約しても、ドメインの契約期間が残っているので突然サイトが表示されなくなることはないので安心してください。
④レジストラロックを解除
ドメイン一覧のドメインの右端にある3点アイコンをクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。
Xdomainは初期状態でレジストラロックがかかっています。
プルダウンメニューに『レジストラロック』という項目があります。通常はクリックできませんが、ドメインを解約するとクリックできるようになります。
レジストラロックが設定中になっていると思うので、解除するを選択して、設定を変更します。
ドメイン移管の承認手続き
移管先でAuth code(Auth info)を使ってドメイン移管を進めると、Xserver/Xdomainからドメイン移管の承認確認メールが届きます。
■【重要】xxxxx.com のトランスファー申請に関するご案内■
という題名のメールが届きます。
注意点は、承認を積極的に行うのではなく、3日以内に否認しないことで承認になる仕組みになっています。
ですので、承認するには何もせずに3日間待つしかありません。
3日たって承認されると、Xdomainからのドメイン移管は完了になり、あとは移管先の作業になります。
まとめ
Xserverはサービスが親切なので好印象を持っていましたが、Xdomainから他社へ移管する時に情報が全くなく、単純な作業なのに時間がかかりました。
一番トラブったのは、Whois情報を契約情報から自動的に取得するようにしたら、正しい項目に反映されなかったことです。その影響で、移管先でWhois情報が不正という理由で蹴られましたが理由がわからず時間がかかりました。