ACF⇒ACF proにアップグレードする時に、ACFのバージョンや動作要件がわかりにくかったのでまとめておきます。
ACFとACF proのバージョンや動作要件は共通
一時期、ACFの無料版はアップデートが止まっていて、ACF proだけバージョンアップしていた時期がありました。
現在では、ACFとACF proのバージョンは共通になっていて、どちらも同じタイミングで更新されているようです。
極端に古いバージョンでなければ、ACFとACF proは同じバージョンは同じ動作要件と考えて大丈夫です。
ACFとACF proの最新の動作要件
ACFとACF proの最新バージョンは6.2.2です。
ACFの6.2.0から動作要件がWordpress5.8以上、PHP7以上に引き上げられました。
ACFとACF proの動作要件が変わる前の最終版
先ほどACFの6.2.0から動作要件がWordpress5.8以上、PHP7以上に引き上げられたというお話をしました。
その直前のバージョンは、ACF 6.1.8になります。
このバージョンはセキュリティフィックスのバージョンです。
WordPress 用プラグイン Advanced Custom Fields には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
https://jvn.jp/jp/JVN98946408/
- Advanced Custom Fields 6.1.0 から 6.1.7 までのバージョン
- Advanced Custom Fields Pro 6.1.0 から 6.1.7 までのバージョン
ACF/ACF proの6.1.8までの動作要件は、Wordpress4.7以上、PHP5.6以上です。
ACF proにアップグレードする時の安全な方法
ACFを使っている既存のサイトに、ACF proをインストールする場合、zipファイルでACF proをインストールすることになります。
そのzipファイルはACFのサイトからダウンロードするのですが、その時に最新版をダウンロードしてしまうと動作要件が厳しくなります。
ACF proの6.1.8のzipをダウンロードしておき、そのzipファイルでACF proにアップグレードした後にプラグインのバージョンアップができるなら、最新版のACF proにアップデートするのが安全です。
動作要件を満たさない場合は、インストールもできませんし、アップデートもできないからです。
ACF/ACF proのバージョンアップでDBアップグレードが発生するケース
ACF/ACF proのバージョンアップでDBアップグレードが発生するケースがあります。
ACFは5.5以下からバージョンアップする時にDBをアップグレードする必要があります。
ACF 5.5以上であればDBアップグレードは発生しません。
まとめ
ACF⇒ACF proにアップグレードするときにACFとACF proのバージョンが変わってしまう場合、最新版のACF proのzipをインストールするよりも、6.1.8のバージョンをインストールしてそこからアップグレードする方が安全ですよ、という話でした。