サーバー移転後によくある話として、移転前のサーバーにあるサイトを表示させたい時があります。
そんな時は、ネームサーバーを元に戻せば解決しますが、一度切り替えてしまうと大人の事情で戻せないことは多いです。
よく知られた方法で、ネームサーバーを切り替えなくても、移転前のサーバーのIPアドレスがわかればhostsファイルを編集すれば、移転前のサーバーを表示させることが来ます。
IPアドレスは移転前のサーバーのコントロールパネルにログインすれば調べられます。
もし、IPアドレスを調べていないまま、ネームサーバーを切り替えてしまい、かつ、移転前のサーバーのコントロールパネルにログインできない状況だと、IPアドレスは不明となります。
IPアドレスが分からず、万策尽き果てたと思った時に、IPアドレスを調べる方法があったのでメモしておきます。
サーバー移転後に移転前のIPアドレスを調べる方法
サーバー移転した後に、移転前のIPアドレスを調べるのは実は簡単です。
nslookupコマンドと移転前のネームサーバー名がわかれば調べられます。
例えば、移転前のネームサーバーがns1.nameserver.comで、ドメイン名がhogehoge.comだとします。その場合の移転前のサーバーのIPアドレスを調べるコマンドは以下のようになります。
nslookup hogehoge.com ns1.nameserver.comnslookupコマンドが使えればいいので、LinuxのSSHでもいいですし、コマンドプロンプトでも大丈夫です。
まとめ
サイトを移転後したとしても、移転前のサーバーにドメインが登録されたままであれば、移転前のネームサーバーにはIPアドレスとドメイン名の対応付けは残っています。
移転前のネームサーバーに問い合わせれば、ドメイン名と対応するIPアドレスは調べることができます。
あまり使う場面はないかもしれませんが、覚えておくといざというときに使えるかもしれません。
