WordPressサイトの登録ユーザー宛てにメールを送信したいとします。登録ユーザー数が1000人を超えるあたりから、登録ユーザーそれぞれに一斉にメールを送るとかなりの確率でサーバー側の制限に引っ掛かると思います。
送信数制限を回避するには、一度に送信するメールの数を制限するか、メールサーバーを使わずに外部サービスを使うのが一般的です。
この記事では、Wordpressサイトから大量にメールを送信する時に、スパム認定されない方法をご紹介します。この記事を読むことで、 WordPressサイトから大量にメールを送信する際に必要なサービスとプラグインについて理解することができます。
主要レンタルサーバーのメール送信制限
主要3レンタルサーバーのメール送信数制限についてまとめています。
おおむね、一時間当たり1000~1500通が制限値となっています。
メール送信を分割しない限り、メールの送信は一瞬で行われてしまいますので、実質一度に送信できる送信先の数は、1000~1500通と考えてよいでしょう。
Xserver
全プラン共通
- 1,500通/時間
- 15,000通/日
Lolipop
- エコノミープラン…1時間あたり 100件、かつ24時間あたり 1,000件まで
- ライトプラン…1時間あたり 300件、かつ24時間あたり 3,000件まで
- スタンダードプラン…1時間あたり 1,000件、かつ24時間あたり 10,000件まで
- ハイスピードプラン…1時間あたり 1,000件、かつ24時間あたり 10,000件まで
- エンタープライズプラン…1時間あたり 1,000件、かつ24時間あたり 10,000件まで
さくらインターネット
メール送信制限:250通/15分 → 1,000通/時 → 24,000通/日
Send GridとWP Mail SMTPを組み合わせることでWordpressから大量メールを送信可能になる
Send Gridは何に使うの?
Send Gridは 有料のメール配信スタンドです。送信したメールの開封率やクリック率などの解析もできます。
レンタルサーバーのメールサーバーの代わりに、SMTPサーバーとしてSendGridを使えばメールサーバーの制限には引っかからないということです。
Send Gridには無料プランがあり、結構使えるレベルです。
数百人に毎日メールを送る、もしくは 一か月以内に12000人以上にメールを送るというケースじゃなければ、無料プランで十分対応できます。
WP Mail SMTPは何に使う?
WP SMTP MailはWordpresでは有名なSMTP送信プラグインです。このプラグインは外部SMTPサーバーとしてSendGridにも対応しています。
Send GridとWP SMTP Mailを組み合わせることで、Wordpressから数百人への一斉メール送信が可能になります。
WordPressユーザーに一斉メール送信する方法
会員サイトなどを制作して、Wordpressユーザーとして会員を管理している場合、Wordpressユーザー全員にメールを送信したいときがあるかもしれません。
そんな時には、Email Senderというプラグインが便利です。
全く更新されていないのですが、機能がシンプルなので今後も問題なく動くと思います。
まとめ
レンタルサーバーのメールサーバーを使って、メールを大量送信したいと考える人は多いようですが、そのままやるとスパム認定されてアカウントがロックされる可能性がありますので、今回ご紹介したようなSend GridとWP Mail SMTPを組み合わせるメール送信方法をおススメします。