ASUSのマザーボードで自作PCを使っています。最近、スリープからの復帰でASUSのBIOS起動画面でCPU Fan Errorとなって起動しないことが多くなりました。
CPUファンはintel純正ですが、Socket 1150のcore i5の自作PCなので10年近く使っています。
この記事では、CPU Fan Errorが起きた時にどうすればいいのかまとめておきます。
CPU Fan Errorが出ても焦らなくてよい
CPU Fan Errorが起きると、ASUSのロゴが表示されて、そのまま黒い画面で止まってしまいます。
CPU Fan ErrorはPC起動時にCPU Fanが想定している回転数以下の時に、異常として報告してくれるものです。
このエラーチェックは起動時のみなので、BIOS画面をそのまま抜けると、普通に起動してくれます。
本当のエラーなのかどうかが問題
CPU Fan Errorは最近出るようになったので、明らかに何らかの問題が起きていると思われます。
CPU Fan Error後のBIOS画面でCPU Fanの回転数が表示されるのですが、安定していませんでした。
これだけ見るとCPU Fanがまともに動いていないということになります。
BIOSのCPU Fanの回転数を見てCPU Fan Errorを出していると思いますので、確かにErrorが出ても不思議はありません。
室温の問題
CPU Fan Errorで検索すると、気温が低いとCPU Fanが回らないという話もありましたが、部屋の温度が20度近いのでその可能性は低いかなと思いました。
埃の問題
埃がFanにたまっているとCPU fanが動かないという話もありました。
実際にケースを開けて確認してみると、CPU FANは全く埃が付いていませんでした。
埃の可能性も低そうです。
ですが、ケースの後ろ側の排気側のFANは埃がすごかったです。
Hardware Monitorで確認
CPU Fan Errorが出た後、そのまま起動。Hardware Monitorで確認したらやはりFanの回転数は0と1174RPMの2つの値を行ったり来たりしていました。
FANがほぼ動いていないのでCPUの温度も高め(90℃ぐらい)です。
PCを起動してしばらくして、突然FANがブーンと音を立ててからは通常の動きになってFANの回転数も正常になり、CPUの温度も下がりました。
この結果から、CPU Fanはまともに動いていない、モニター値は正確であろうと思われます。
起動時に鳴るFANの音が、PC起動後しばらくしてから突然鳴ると、正常に動き始めるようです。
FANの温特劣化なのか、とにかく何らかの不良がありそう。
実際に動いているのかどうかを確認
ケースを開けた状態でPCを起動してCPU Fan Errorが出るのかどうか見てみました。
しかし、CPU Fan Errorも出ないし、CPU Fanも普通に回っています。
CPU Fan Errorが出る時は、起動時のFanが回る音がしないのですが、普通にうるさい音がしました。
ひとまず、PC内部の誇りを掃除する
背面の排気側のFANとその周りに埃が凄いついていたので、きれいに掃除しました。
CPU Fanは掃除しようにも埃が全くついてない状態なので、そのままに。
その後CPU Fan Errorが多発⇒なぜか収束⇒再発
掃除した後もCPU Fan Errorは起動時に毎回発生していました。
しばらく使っているとブーンという音でFANが動くようになるのですが、電気製品は徐々に壊れていきあるとき動かなくなるので、代わりのFANを注文しました。
純正のCPUについているFANだったので、FAN単独購入時の値段は知らなかったのですが、探してみると思っていたよりも高い。
FANとヒートシンクが付いているだけなのですが、純正FANはグリスが最初からついているのと脱着が簡単になるアタッチメントが付いているのがメリットです。
なぜか収束
FANが届く前日ぐらいから、CPU Fan Errorは起きなくなってしまいました。その後、安定して起動するようになり、何だったのか?という状態ですが、一度起きたCPU Fan Errorはまた起きるでしょうからスペアとして常に手元にあった方が安心かなと思っています。
やはり、再発
電気系のトラブルは、一度収束しても、発生頻度が上がっていき最後は完全に壊れます。
今回のCPU Fanのエラーも、発生しなくなったと思っても、やはり再発し発生頻度が高くなりました。
PC起動時に問題なくても実際にはCPU Fanが動いてないことも多く、その場合、CPUの温度が高止まりしていました。
新しいCPU Fanに交換してみる
重い腰を上げて、交換用に購入していたCPU Fanをに取り換え作業を行いました。
Intelの純正Fanはグリス付きなので、そのまま取り付ければ大丈夫です。
プッシュピン方式なので取り付けも簡単です。
取り付けたのがかなり前なので、外せるのか、取り付けられるのか、若干の不安がありました。
CPU Fanが固定された状態では、4本のピンはロックがかかっています。
ピンを回転させることでロックが外れて簡単に抜けます。
交換用のFANは取り外し前のロック状態のピンの状態のまま上から押し付けるとカチッと音がしてハマります。
ピンを回転させてしまうとロックが外れてしまうので、そのあとは何もしなくて大丈夫です。
新しいCPU Fanに交換したらCPU Fanエラーは解消、全く問題なくなりました。
まとめ
PCケースを開けて、起動させてみたらCPU Fanエラーもなく、CPU Fanも普通に動いていました。
なので、原因はわかりませんし、今後も起こるかもしれませんが、しばらく様子を見たいと思います。
CPU Fun Errorが起きる時は起動時のFANの音が鳴らないので、CPU Fanの回転数の取り込みが間違っている可能性は低そうです。
FANは単純な部品ですが、モーターが入っている部品なのでいつか壊れるものです。
マザーボードの不良であればマザーボードのコンデンサの劣化とかの可能性がありますが、FANが動いたり動かなかったりという現象からすれば、恐らくFAN側に問題があるのだろうと思います。