在外邦人への10万円支給の件、どうなるのだろうかと見守っていました。
自民党から政府に提出した案が正式に却下された模様です。今後は別の道を模索するようですが、在外邦人への10万円支給の件は、振出しに戻ったということになります。
政府要人は、政府側を代表して、党側、すなわち自由民主党の外交部会、政務調査会に正式に、党の案 ( 10万円の特定定額給付金を、海外でも、一定の条件に合致した同胞には支給する案 ) を「実施できません」と回答しているのです。
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=2018
行政府が、行政府の判断として、立法府のなかの党側に、こうやって回答すれば、ふつうはそれで終わりです。
これを覆す権限は、法的に、党にはありません。
それでも、新しい打開方法を模索して、現在の「特定定額給付金に拘ることをやめ、実質的に国内と同等の武漢熱をめぐる支援を、海外の同胞にもおこなう」、「そのために新規の仕組みを作る努力をする」という道を、ひらきました。
この道が、ゴールに到達するかどうか、わかりません。
楽観論など一切、言えません。
まだ道が切り拓かれたばかりです。